内容説明
ゴーラ王イシュトヴァーンは、わずかな兵を率いてクリスタルを訪れ、リンダに結婚を迫った。リンダは、すでにアル・ディーンとの婚約が成立しているとしてイシュトヴァーンの要求を退けるが、彼はしばらくクリスタルに滞在することになる。さらにイシュトヴァーンは、フロリーとその息子の居場所をヴァレリウスから聞き出そうとする。ヴァレリウスは密かに対応策を講じるのだが、そこへケイロニアから火急の知らせが入る。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
177
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝127巻(154/180)です。本巻は、ヨナ&スカールinヤガの巻でした🐆 著者夫妻は病床にありました。栗本 薫、最期のあとがきでした(涙) 続いて正伝128巻へ2022/11/10
nonたん
30
面白い………「えっ?」面白い、と言ったのだ。こうこなくてはつまらぬ。これは、おそらくこの先にはとてつもない冒険と試練が待ち受けてるぞ。ーーーあぁ、たまらなくなってきた!あの「七人の魔道師」の頃だと思うと、ここまで来たか!という感慨が…♪そして、ヤガ!危険がいっぱい風~~楽しい~~♪ずっとずっとお話を続けて欲しいよ……(T_T)2013/11/05
瀧ながれ
28
リンダへの求婚と、ヨナのスカウトと、息子の奪還のために、まだパロに滞在しているイシュトヴァーン。だがヨナもフロリーとスーティも、旅立ったあとだった。イシュトヴァーンは天性の勘の良さで、彼らの目的地はヤガだと確信する。いっぽう、スカールと二人でヤガに入ろうとしているヨナは、そこがこれまで耳にしてきた、ミロク教の聖地とは異なる雰囲気を漂わせていると感じる。ヨナとスカールの冒険、スタートか?本来こういうのは、グインの仕事だけどね。「七人の魔道士」状態をパロのヴァレリウスの目で見ると、恐怖と不安でそわそわします。2016/12/07
きらら@SR道東民
26
ミロク教の危うさが、全編通してチラ出していましたが、ここに来てようやくその実態が明かされようと・・・ですが、著者の後書きがこれが最後なのだと思うと、ただただ無念で・・・。2016/06/27
Toshy
24
相変わらず、ゆっくりと話が進みます。ヤガの情景の説明がいっぱいで読むのに時間が掛かってしまいました。2014/08/22