内容説明
ミロク教の内情が変化していることを感じ取ったカメロンは、ブランに、フロリー親子の捜索とヤガの探索を命じた。同様にミロク教の動静に関心を寄せるヴァレリウスの意を受けてヨナは、巡礼団に同行してヤガを目指していた。ダネイン大湿原を舟でわたり、草原地方を通過している途中、突如、巡礼団を騎馬の民が襲った! 死を覚悟したヨナだったが、駆けつけたスカールに救われる。しかし生き残ったのはヨナだけだった。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
160
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝125巻(152/180)です。本巻は、イシュトヴァーン、パロへ出立の巻でした🐆 著者の体調が更に悪化していました。続いて正伝126巻へ2022/11/08
nonたん
30
「なんと!太子さま、そのお姿は!」見せろよ~~~もう!挿絵入れるところだろここは!謎の宗教団体に迫るヨナ・スカール組。そして、なんでこの表紙?と思ったら、また冒険を企てたバカチン!ええっ!カメさんがその気にっっ!なれず…大人の対応を選ぶ。ヤーンの選択。何をもたらしますかね…。(この巻が2009年正月のあとがき…とうとう2009年だ…)2013/11/01
きらら@SR道東民
29
バカチンイシュトに振り回されるカメロンが哀れ過ぎます。ここは愛の鞭でビシッと一本取れないものかしら。サイロンの異変は、外伝1「七人の魔道師」なのでしょうか、時期が合わないような・・・・。壮大な序章を経て三国志へと歩み出したグイン・サーガ、命の続く限り筆を取る著者に明日は・・・・来なくなる日が訪れようとして切なすぎます。2016/05/25
瀧ながれ
27
スカールに率いられる一群に守られてヤガを目指すヨナ。果てしなく見える草原の旅のなかで、スカールとヨナはしずかに言葉を交わす。初期と比べると、スカールはずいぶん静かになった。さまざまな苦痛を耐えてきたのだから、当然だけど。ヨナからグインの記憶のことを聞き、グインが自分との出会いを忘れたと知ったスカールは、では次の機会こそ、グインと「初めて出会う」予言のときだろうと考える。一方ゴーラからは、イシュトヴァーンがパロを目指して出発。カメロンも止められない模様。…カメロン、立場よわいなあ…。2016/10/12
Toshy
23
スカールとカメロンの対比が面白かったです。出会った人の違いでお互いすっかり立場が変わってしまいました。。2014/08/08