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内容説明
肥前(現在の熊本県)の一土豪から、戦国大名へと成長した龍造寺家。その最盛期に登場したのが龍造寺隆信です。隆信は、多くの土豪や大名が勢力争いをしていた九州という激戦区で、薩摩の島津氏や豊後の大友氏と争って北九州(肥前・筑前・筑後・肥後・豊前)に覇を唱え、「五州二島の太守」と謳われました。戦いに明け暮れ「肥前の熊」とも呼ばれた隆信の生涯を、時代劇マンガの旗手・かねた丸がダイナミックなタッチで描きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
CHRONO
5
歴史上の人物に触れる最初の機会として歴史漫画は最高です。もっとも、1人の英雄の一生を著すのには少なすぎるページ数であり、子供向けということで、主人公の美化が著しく、都合の悪い面はかかれないなどの欠点はありますが。この本も龍造寺隆信という英雄に触れる最初の1冊としてとても良くできていて、跡を継ぐことになる鍋島直茂の物語としても読むことができます。迫力ある九州の男たちが丁寧に描き分けられていて、監修の先生の解説も読みごたえがあり、次の1冊につながる良い本でした。2021/05/31
ビシャカナ
3
龍造寺隆信の学習漫画があることに驚いたが、その出来がいいことにも驚いた。迫力ある絵で勇猛で狡猾な隆信の覇道を見事に描く、祖父剛忠から続く龍造寺家の苦難と成り上がりの道のりを丁寧に追って、龍造寺を龍の家として将としての器量があり、鍋島直茂に武士としての精神が継がれたと物語る。蒲池鎮漣の謀殺や、晩年の酒色に耽溺したのも故あってと肯定するのはどうかと思うが、純粋に漫画として面白い。それにしてもこのシリーズは出来栄えにムラがありすぎる。2021/01/31
Teruhisa Takii
3
信長の野望 で ある時に一大勢力となって気になっていたところ。天下を取るよりも九州平定を考えていた様な感じでしょうか。2019/09/04
まげりん
3
だいたい今までは「名前くらいは聞いたことある」という感じだったが、今回は「誰?!」って感じ。「武士道と云うは死ぬことと見つけたり」は聞いたことあるが、もっと新しい言葉だと思っていました。臣下に裏知られること数度。情けも大切だとはわかっていても、裏切られた記憶は娘を失うことになってしまう。悲しい。
kiriya shinichiro
2
ツイッターで紹介してる人がいたので手に取った。漫画としての出来は今まで読んだ四冊のなかで一番いい。どういう人だったのか手っ取り早く知りたい人には最適なのでは。鍋島っていうと化け猫しか思い浮かばない人にとっては なるほどと思ったりしました。 2023/04/05