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内容説明
徳川幕府のキリシタン弾圧が激しさを増していた江戸時代初期。 少年・四郎は、飢饉と重い年貢に苦しむ島原藩領の農民たちの姿を見る。 そして、四郎の住む天草にも、厳しく年貢を取り立てる役人が来ようとしていた。 このままでは生きていくことができない絶望的な状況に、四郎たちは農民や牢人らを集め、一揆を起こす決断をする――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
喪中の寺ちゃん
80
学習漫画版天草四郎伝。よく考えたら島原の乱というのも不思議な事件だ。格差と宗教と美少年。不思議なロマンチックがある。漫画は分かりやすく面白いが、加来耕三の解説も短編小説張りに面白かった。このシリーズの加来の解説の中でも白眉であろう(私がこの乱に無知なだけかも知らんが)。乱が起きた背景には、藩主・松倉家が4万石しかない収穫を、13万石と偽って幕府に報告していた事にある。松倉家は貿易で稼いでおり、フィリピン侵略も献策していた。しかし時代は鎖国へ。貿易に制限がかかり皺寄せが領民に。乱後、松倉は大名唯一の斬首に。2015/12/04
たまきら
26
天草四郎の伝記があってびっくりして借りてみました。残虐な描写が多く、娘は引きまくり、「キリスト教は弾圧されていた」という歴史的事実は確実に頭に入った模様。あとはあまりにも「読み物」感が強く、自分としてもそうやって読んでもらっていいのかな、という気持ち。監修者の解説を読みながら、ちょっと小学生に読ませるには主観が入りすぎてるかな、と感じました。2021/05/25
どあら
23
図書館で読了。キリシタンの弾圧はヒドイ…😰2020/08/04
かおりんご
20
漫画で読む伝記。正直、内容が薄い。天草四郎のすごさは、今ひとつ伝わらず。敬虔なクリスチャンという感じもしない。マカオからの支援があったとしても、一揆軍は勝てなかったに違いないというところが、切ない。2019/08/13
まげりん
6
歴史の教科書でちらりと出てきて、あとは小説やらのフィクションのイメージの強い天草四郎。全然知らなかったことがいっぱい。マンガだけでなく、解説を是非読んでほしい。島原の乱は幕府に楯突く愚かな農民的イメージだったが、原因あっての一揆だったことがよくわかる。こんなの学校で習ってないよ、と愕然とした。2017/10/26