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内容説明
バブルと呼ばれた1980年代、東京深奥部に乱立した高レート雀荘に、伝説の強者“傀（カイ）”がいた。嘗て後塵を拝した三人の復讐劇。敗色濃厚の満州を脱出せんとする老宦官と高級官僚。老獪な読みで翻弄する高レートの住人。視野の広さで場を支配する一流料理人。好機を我が物にせんと人鬼（ひとおに）・傀に勝負を挑む人々の行き着く先は――！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
祐樹一依
2
【○+】ついに他人の夢の中でも打ち始めちゃった。2023/09/23
らっこ
2
タラレバが多く傀に翻弄される天国は、３人それぞれ思惑があって面白かった。及川老は出てくるだけで好き。特殊ルールもよかったけど、饒舌な傀の違和感がすごかったですね。空切りは気になるテーマで内容もよかったです。放銃しないようケアがうまい店長の話は、いい人なのでひどいことにならないことを願います。2023/08/13
北白川にゃんこ
2
甲斐さん…！2018/12/30
笠
1
3.5 「偽物」五彩螺鈿牌なんてものがあるとは初めて知った。見てみたかったが、調べたら割と最近中国に返還されたらしく、残念。だんだん、直接傀は関係ないのに、想像で無理やり傀を登場させる回が増えてきた気がする。「空切り」他人の捨牌がツモ切りか手出しかを気にするところまで上達したいよな。でもそれを気にしてたら、自分の手牌を考える時間が全然なくない？フリー雀荘とかだと皆切るの超早いし、一瞬でめちゃめちゃ考えてるんだろうな。「眺め」洋食屋の店長、いい人なのに仲間を人質に取られて傀に凹まされるの可哀想。2024/03/03
ぱ隹越九朗
1
桐谷橋場国田vs傀の「天国」、及川翁が語る傀が登場する戦時中の夢の話「偽物」、空切り論「空切り」、須賀の新しいバイト先の店長vs傀の「眺め」を収録。空切りは勉強になるなぁ。2022/01/30
