内容説明
11月号は刑事訴訟法の重要判例の講義です。判示事項が重要であるのはもちろんですが,刑訴法の基本的問題とつながりがある5つの重要判例を取り上げます。判示事項が,具体的な事件の解決とどう結び付いているのかを理解するとともに,背後にある問題とのつながりも読み取ってみてください。
時事トピックとして,「ふるさと納税」や「フランチャイズ」といった新聞でよく目にするキーワードをテーマにしています。また,民事執行法と独禁法改正のの解説も掲載しています。
そのほか,充実の講座連載も掲載。是非「法学教室」11月号にご注目ください。
目次
◆特集 講義・刑事訴訟法の重要判例
I 強制処分法定主義,強制処分(最大判平成29・3・15)…洲見光男
II 電磁的記録媒体の差押え(最決平成10・5・1)…宮木康博
III 訴因の設定と審判の範囲(最大判平成15・4・23)…南迫葉月
IV 同種前科による事実認定(最判平成24・9・7)…稗田雅洋
V 退去強制と検察官面前調書(最判平成7・6・20)…清水真
【巻頭言】上場子会社と社外取締役…神作裕之
【法学のアントレ】〔第32回〕バブル世代の先生がイマドキのゼミ生と就活を語ってみた…新井京
【法律用語のトリビア】〔第8回〕同一──弾性体と車輪と発毛剤とヨーグルトの話…宮脇正晴
【時の問題】新しくなった「ふるさと納税」制度…渡辺徹也/フランチャイズと独禁法…柴田潤子
【新法解説】民事執行法等の改正について…今津綾子/私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律…大久保直樹
◆講座
探検する憲法――問いから始める道案内〔第20回〕どこまで国民は統治に関わるのか…吉田俊弘/横大道聡
スタンダード行政法〔第8回〕第3章 第3節 行政行為(2) 瑕疵・職権取消しと撤回…村上裕章
ケースで考える債権法改正〔第8回〕詐害行為取消権の要件…伊藤栄寿
事例で考える民事訴訟法〔第20回〕独立当事者参加…八田卓也
刑法事例の歩き方──判例を地図に〔第7回〕承継的共同正犯…鎮目征樹
事例から考える刑事証拠法〔第2回〕第1講 伝聞証拠の意義(中)──真に問われているのは伝聞法則の知識ではない…笹倉宏紀
【演習】憲法…安西文雄/行政法…高橋信行/民法…原田昌和/商法…今井克典/民事訴訟法…北村賢哲/刑法…亀井源太郎/刑事訴訟法…松田岳士
【判例セレクトMonthly】原田一明/神橋一彦/秋山靖浩/高橋英治/坂田宏/成瀬幸典
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