法学教室 法学教室2018年7月号

著者名：有斐閣【編集】

有斐閣（2018/06発売）

内容説明

法学教室7月号の特集は「再確認・民法の基本①」です。民法は法学部なら誰もが学ぶといっても過言ではありませんが，その「基本」の理解は本当にできていますか？表面的な説明だけではない，「応用」のために必要な「基本」をきちんと修得しましょう。
本特集は教科書や授業での説明にプラスすることで，さらに理解が深まる内容となっています。②は9月号掲載予定，どうぞお楽しみに。
時事的な記事としては「時の問題」と「判例クローズアップ」2件を掲載します。どれも法的な観点から時事問題を理解する力が身に付く内容で，見逃せません。
そのほかも充実の記事・好評連載が盛りだくさんの法学教室7月号，どうぞご一読ください。

目次

◆特集 再確認・民法の基本①
Ｉ　動機の表示…竹中悟人
II　代理権授与行為…佐久間毅
III　177条の「第三者」…武川幸嗣
IV　物権的請求権…根本尚徳
Ｖ　取得時効と自主占有…伊藤栄寿
VI　給付危険と対価危険…北居功
VII　要素たる債務と付随的義務…田中洋
VIII　解除の効果…荻野奈緒
【巻頭言】教えるということ…宍戸常寿
◆法学のアントレ〔第16回〕「出会い」と「挑戦」――ゼミの醍醐味…柴田洋二郎
【法務の世界と世界の法務】〔第10回〕最後のフロンティア：アフリカでの法務実務の醍醐味…角川滋也
【時の問題】強行採決 vs. 議事妨害――会期制との関連で…高見勝利
【判例クローズアップ】放送の二本立て体制とNHK受信料（最高裁平成29年12月6日大法廷判決）…川岸令和／内閣官房報償費の支出に関する行政文書の情報公開（最高裁平成30年1月19日判決）…渡井理佳子
◆講座
探検する憲法――問いから始める道案内〔第4回〕どのような憲法典を作るのか…吉田俊弘・横大道聡
行政法クロニクル〔第16回〕当事者訴訟…原田大樹
学びなおし・民法総則〔第4回〕錯誤と原始的不能・契約不適合…潮見佳男
「債権法改正」の文脈〔第28回〕第十一講　解除と危険負担：要件論を中心に（その3）…森田修
会社法判例――より深く学ぶ，考える〔第10回〕親会社取締役が子会社管理にあたり果たすべき義務内容の整理…濱口耕輔
事例で考える民事訴訟法〔第4回〕弁論主義・要件事実…鶴田滋
刑事政策の新動向〔第4回〕執行猶予…金澤真理
【演習】憲法…新井誠／行政法…松戸浩／民法…都筑満雄／商法…鈴木隆元／民事訴訟法…渡部美由紀／刑法…豊田兼彦／刑事訴訟法…清水真
【判例セレクトMonthly】神橋一彦／山下純司／飯田秀総／成瀬幸典／原田和往