法学教室<br> 法学教室2025年3月号

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法学教室
法学教室2025年3月号

  • 著者名:有斐閣【編集】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 有斐閣(2025/02発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)

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内容説明

2024年度の法学教室も,基本七法を中心に,実定法の特集を多く組んでまいりました。年度最後となる今号は,すこし視点を変えて,法哲学の世界をご案内します。
「今回の特集の共通テーマは閉塞感である。狙いは2つある。第一の狙いは,閉塞感の要因を正確に言い当てることである。……第二の狙いは,その閉塞感から抜け出すためにどうすべきかを,法哲学の知的資源を活用しながら検討することである。」(特集扉より)
考えて,考えて,考え抜くことで開ける未来があるかもしれない――そう信じておくる,法を学ぶみなさまへの挑戦状です。いままさに,そしておそらくまだ少しのあいだ私たちの前に横たわるであろう6つの閉塞感に対し,みなさまはどう向き合いますか?
今号をもちまして,行政法・民法・会社法・刑法・刑事訴訟法分野の講座連載が最終回を迎えました。ここまで様々な苦難を乗り越えて連載を継続してくださったすべての先生方に,改めて深く御礼申し上げます。
国会概観,判例クローズアップ(最判令和6・7・11),時の問題(公益通報者保護制度)も掲載し,充実の3月号になりました。この春門出を迎えるみなさまへの祝意も添えてお届けします。

目次

◆特集 閉塞感に挑む法哲学
Ⅰ 労働と人権――ある閉塞感へ応答する可能性の一素描…木山幸輔
Ⅱ 少子高齢化をめぐる正義…吉良貴之
Ⅲ 苦情の正義…服部久美恵
Ⅳ ジェンダー規範と社会変革――大学入試女子枠制度から考える…野崎亜紀子
Ⅴ 法学部教育の「閉塞感」を打ち破る――法哲学の可能性…土井崇弘
Ⅵ SNSと分断――不完全な公共圏における誤りとでたらめ(bullshit)の位置づけ…永石尚也
【巻頭言】
大人げないけれど,前段・後段…沖野眞已
【法学のアントレ】〔第96回〕
スポーツのもたらす呪いと救い?…八田卓也
【国会概観】
第214回国会から第216回国会までの主要成立法律…梶山知唯
【判例クローズアップ】
最判令和6・7・11…八木敬二
【時の問題】
公益通報者保護制度の概要及びその見直しに関する状況…中野真
◆講座
【憲法の基本原理から見る統治】
〔第11回〕選挙…高田篤
【事例で学ぶ行政法ゼミナール】
〔第24回・最終回〕国家賠償請求権と国民国家――中国人「慰安婦」第2次訴訟…岡田正則
【点と点をつなぐ不法行為判例】
〔第18回・最終回〕民法709条の要件――条文と判例のあいだ…山本周平
【会社法の時計】
〔第18回・最終回〕会社とは何か…松井秀征
【民事執行・保全法の考え方】
〔第5回〕第三者異議の訴え,民事保全総論…青木哲
【近時の判例で学ぶ刑法】
〔第24回・最終回〕賄賂罪における職務関連性――最決平成22・9・7刑集64巻6号865頁…遠藤聡太
【刑事訴訟法のフレームワークを考える】
〔第21回・最終回〕刑事手続における適正手続…宇藤崇
【演習】
憲法…遠藤美奈/行政法…朝田とも子/民法…荻野奈緒/商法…杉田貴洋/民事訴訟法…川嶋隆憲/刑法…安達光治/刑事訴訟法…濵田毅/レポート(環境法)…横内恵
【判例セレクトMonthly】
西村裕一/興津征雄/白須真理子/山本将成/池田愛/齊藤彰子/池亀尚之

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