内容説明
命の危険を感じるほどの猛烈な暑さと突発的に発生する豪雷雨,パリからの甲子園で連日繰り広げられる熱闘の数々。熱く,暑かった夏も峠を越え,夜風や夕方の空の色に,ほんの少しだけ秋を感じるようになりました。みなさまの夏は,どんな熱を持っていたでしょうか。
今月号から基本七法の特集に戻ります。再開一番手は会社法。今年度の特集共通テーマは「基本原理・重要概念の再検討」です。会社法における「原理・原則」とは何か――ぜひ,4頁の特集扉からお読みください。特集全体の見取り図として,きっと導きの星となるはずです。
また,今月号には3本の「時の問題」を収録。いずれも「いま」押さえたいテーマです。日々の学習に+αのアクセントを加えていただけたらと思っています。
2024年度も折り返しを迎えます。来月号からはいよいよ民事訴訟法分野の講座連載もスタート! いっそう充実の後半戦も,どうぞよろしくお願いいたします。
目次
◆特集 会社法の基本原理・重要概念の再検討
Ⅰ 株主利益最大化原則(株主第一主義)とは何か…梅村悠
Ⅱ 一株一議決権原則とは何か…酒井太郎
Ⅲ 資本充実の原則とは何か…尾崎安央
Ⅳ 定款自治,契約自由の原則と会社法の強行法規性――会社の意思決定をめぐる当事者自治…舩津浩司
Ⅴ 企業買収行動指針における3原則…加藤貴仁
【巻頭言】
土足…松下淳一
【法学のアントレ】
〔第90回〕「働く」ということ…島村暁代
【時の問題】
裁判官弾劾制度の意義と司法権の独立――裁判官弾劾裁判所令和6年4月3日判決を契機として…柳瀬昇
「2024年問題」のこれからと法が果たす役割…高橋奈々
ICCの役割…竹村仁美
◆講座
【憲法の基本原理から見る統治】
〔第6回〕国民主権・民主制(2)…高田篤
【事例で学ぶ行政法ゼミナール】
〔第18回〕取消訴訟の審理と判決――和歌山ベンジジン労災保険不支給事件…岡田正則
【点と点をつなぐ不法行為判例】
〔第12回〕判例から見た人格権侵害の差止め要件論…長野史寛
【会社法の時計】
〔第13回〕自己株式取得規制…松井秀征
【近時の判例で学ぶ刑法】
〔第18回〕名誉毀損罪における真実性の誤信――最決平成22・3・15刑集64巻2号1頁…穴沢大輔
【刑事訴訟法のフレームワークを考える】
〔第16回〕「疑わしきは被告人の利益に」の原則…宇藤崇
【演習】憲法…遠藤美奈/行政法…朝田とも子/民法…荻野奈緒/商法…杉田貴洋/民事訴訟法…川嶋隆憲/刑法…安達光治/刑事訴訟法…濵田毅/レポート(刑事政策)…小西暁和
【判例セレクトMonthly】只野雅人/原田大樹/鳥山泰志/石川真衣/山本将成/伊東俊明/東條明徳/亀井源太郎
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