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内容説明
「やつらをひとりも帰すんじゃねえぞ!!」ガンマニアの中川と冬本が派出所を訪れ、拳銃談義に。そこに暴走族が出現し、両さんらは追撃を開始!!「早撃ち両さん!?の巻」他7編に加え、山止たつひこ笑劇場「交通安全76」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
46
記念すべき第一巻。なかなか時代を感じさせずにハチャメチャな話で面白かった。あとがきにあった東大一直線読みたくなった。2012/07/07
かっぱ
39
まもなく200巻が発売され連載も終了ということもあり、1巻を購入し連載当初はどんな内容だったかを知る。まず、両津の顔が違う。やや劇画風で、市民を守るはずの派出所の警察官がはちゃめちゃだったらおもしろいという発想からのギャグ漫画であったことがわかる。趣味と言えば競馬ぐらいで、いまの両津のように多趣味でもなければ、オタクでもない。また、超人的な肉体の持ち主でもなく、突然に切れて発砲したりする以外は、割りと普通。回を重ねるごとに超人性が増していったようだ。2016/09/11
不自他
38
記念すべき1巻。一般的なこち亀の印象から大きく離れた内容だろう。ただただ荒々しくむさ苦しい。全体的に女性を口説く場面・発砲する場面が多い気がする。最初期は両さんが異様に気が短く、中川さんが品行方正でない。大原部長も人格者でない(「女子大生」と聞いただけで涙と涎を垂らして歓喜する変態)。大原部長の娘さんが既に登場していて驚いた(後のキャラデザと全然違うけど)。あと、両さん達が夜中に酒を買おうとした時の『自販機しかないだろ』という台詞に時代を感じた。コンビニが普及する前なのか。
Y2K☮
35
77年刊行。巻末にコメントを書いている小林よしのりが若い。そうか「こち亀」と「東大一直線」は同時期に始まったのだ。ストーリー自体は手探りだけど、両さんの破天荒さはすでに確立している。この頃は、まだ中川(よくよく考えたら、彼ならキャリア組としていきなり警部補になれるはず。交番勤務がしたかったのか?)よりも戸塚の方がレギュラー格。大原部長も出てきたけど名前はまだない。諸々のバランスと各々の個性を考えると「両さん、部長、中川、麗子」が理想形に思えるが、最初期から作品を追っていたらまた別の感覚があるかもしれない。2023/05/03
白義
28
時代とともに歩んできたこち亀のはじまりながら、後の安定化した頃とは作風が全く違うアウトローなギャグ劇画で、いわゆる「ヤクザみたいなハチャメチャ警官」を描きたかったのだと思わせる内容。両津と同じようなヤクザ警官なのでキャラかぶりで消えた戸塚、やたら銃を撃ちたがるマジキチ時代の中川など後の方とは雰囲気が違いすぎるがこれはこれで歴史を見ているようでとても面白い。部長の娘がこんなに美人かつこんな初期に出ていたとは気づかなかった。ラジオなんて競馬くらいしか聞いたことが無いとか今の両津とは完全な別人過ぎて笑ってしまう2016/09/18