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内容説明
アジアカップ準決勝、日本とオーストラリアの一戦は、4対3と日本が一点リードして、最終盤へ。絶好調の椿と窪田の五輪代表コンビだったが、窪田がヒザを負傷し、途中退場。その光景を目の当たりにした椿は動揺を隠せない。一方、相手の主将サリバンは相手の混乱をよそに、勝負どころを見極めるとチームを引き締め直す。花森、夏木ら攻撃陣が前線からボールを追いかけ、越後、江田ら守備陣が身体を張ってオーストラリアの攻撃を阻止するが、互いに死力を尽くしたゲームの行方は・・・。果たして日本は決勝へと駒を進めることが出来るか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやこ
56
読み終わって改めて眺めると、この表紙辛い。怪我にはフィジカルな負傷とメンタルの負傷とがあると思う。無傷で済めばいいけど、怪我は誰もが直面しうるもの。抱えた苦悩は自分で乗り越えていくしかない。椿、潰れんなよ。試合後のブランのコメントは私とても好き。負けたからって悲壮感ばっかり出す必要はないと思うんだ。精一杯戦った彼らに拍手を。そして!待ってた!とても待ってた!というわけで舞台は日本へ。ETUメンバーがそこにいることが嬉しい。選手たちの達海に対するモノローグにジンときたけど、達海の方が上手。煽るの上手いな。→2020/10/11
眠る山猫屋
55
見たことのないジャイキリの表紙。窪田の負傷が椿に与える影響は計り知れないだろうとは思ってたが。地獄やなぁ~、椿。動揺を回復させる以前に崩れちゃったか。そして中盤以降は、レギュラーになれなかった選手たちの沸き上がる気持ちが燃え上がる。椿も再燃焼なるか。2020/09/26
キク
37
大怪我をしたクボちゃんより椿の方が落ち込んでいて、2人らしい。本当に辛い時に笑えるかどうかって大事だ。ユーモアだけで人生は成り立たないけど、ユーモアのない人生だって成り立たないと思う。クボちゃん、椿を気遣えるって、凄いなぁ。2021/05/13
こも 零細企業営業
37
日本代表で窪田は大怪我。それに動揺した椿はトラウマを植え付けられた。UAEから帰ってきて元気なのは夏木だけ。それでも次の試合はやってくる。天皇杯じゃ無くて、、天宮杯?控組をメインにJ2のチームを相手に戦う。負けたら終わりな試合に。。2020/09/23
ブラフ
15
窪田のケガで茫然自失となる椿。プレー中の、それも接触プレーではない部分でのケガなので、怒りのぶつけ先が間違っていると分かっていても感情的になってしまい、PAでのファウルにより同点されてし待った結果、ATでのCKからのPPで勝ち越されてしまう。勝っていただけにメディアやサッカーファンから「戦犯」としてネットを中心に叩かれる椿。もともとメンタルが強くはない椿はこの危機をどう打開するのか。そして、天宮杯4回戦。達海は控え選手中心のチーム編成で挑む。控え選手にスポットを当てるのは面白い試みだし、興味深い。2020/10/04