内容説明
高度経済成長に沸く昭和40年代、屋久杉は盛んに伐採されていた。森林面積は激減し、瀕死の状態にあった。この屋久杉を守ったのは、屋久島から東京に出てきていた二人の若者だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
101
第6巻で一番感動したのが、”男女雇用均等法”である。俗に”男社会”と呼ばれる日本。その中にあって本丸の本丸ともいえるのが官僚社会だ。ここは凡そ完全階級制のタテ割り世界。下から”モノ申す”などありえない。しかし、こう言っては失礼かもしれないが、殆ど窓際族と揶揄される現・厚生省婦人少年局の女性官僚たちの活躍で日本で均等法の火が目を見るに至った。均等法は彼女たちの死闘ともいえる働きがなければ成立しなかった。一つの法案を国会で成立させるには、其処の漕ぎつくために何百倍の根回しが必要とするのが日本社会2015/12/14
あきあかね
22
NHKの「プロジェクトX」では、圧倒的な力で成功を手にする「横綱相撲」ではなく、弱い立場にいると思われていた人たちが皆でひとつのことを成し遂げる軌跡を丁寧につかみ取る。『ゴジラ誕生』では、「模型をつくって遊んでる」と言われ撮影所内で一段低く見られていた特撮チームの奮闘を、『町工場 世界へ翔ぶ』では、敗戦後、粗悪品の代名詞だった「メイド·イン·ジャパン」のイメージを刷新したSONYのトランジスタラジオの海外展開を描いている。 『女たちの10年戦争』では、多くの職場で男女の不平等が存在し、⇒2020/07/03
katerinarosa
5
NHKのプロジェクトXの本。田部井淳子さんの話をかる~く読みたくて、図書館で借りました。SONY創設の話、特撮の話など、面白い話がてんこ盛りです。ジャパンがイケイケだったころの話なので、あの時代って大変だったけどいい時代だったんですねといろんな氷河期時代のど真ん中だった私は感動で胸が熱くなりつつ、うらやましさも百倍でした。(苦笑)とはいえ、あの時代にいたから、何か成し遂げられるかというとそれはまた別のお話なのは百も承知。読者の気分を盛り上げるために中島みゆきさんの主題歌の歌詞も書かれています。2016/01/17
Humbaba
3
例え最初は夢を追って立ち上がったとしても,それがずっと維持できるわけではない.途中で傷つき,立ち止まりたくなることもある.周囲の,そして家族の人間の叱咤激励は,そのようなときには非常に強く心に突き刺さる.2013/04/28
光太郎
1
面白い2020/11/10
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