白水Uブックス<br> シェイクスピア全集 間違いの喜劇

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白水Uブックス
シェイクスピア全集 間違いの喜劇

  • ISBN:9784560070055

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内容説明

滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

100
比較的早期の作とされるシェークスピアの喜劇。主従がそれぞれ双子の2組というだけでなく名前も同じ、という出来すぎた設定で進められるので読者(観客)はただただこんがらかった状況を楽しんでいればよろしいのだろう。現実にはありそうもない話だから面白いのだ。余計な考察などで頭を悩まさず、ひたすら虚心を楽しむ感覚で読むと文句なく面白い。2023/08/11

Major

46
【Note2】3.言葉遊びについて《観客を惹きつける効果と創造性》本作における言葉遊び(Puns)は、主に召使ドローミオたちの「屁理屈」として現れ、理不尽な主人の暴力に対する知的な抵抗や、状況の不条理性への風刺として機能する。有名な一節は、シラクサのドローミオがエフェソスの厨房女ネルを「地球」に見立てて描写する場面である。ー「アンティフォラス弟: 水で洗い流せばいいだろう。」「ドローミオ弟:それがすっかりしみこんでいましてね、ノアの洪水だって流し落とせませんよ。」→2026/03/11

Major

38
シェイクスピアの初期喜劇『間違いの喜劇』(The Comedy of Errors)は、古代ローマの劇作家プラウトゥスの『メナイクムス兄弟』をモデルにしつつ、双子の主人と双子の従者という二組の「取り違え」を導入することで、笑いの増幅と人間存在の不確かさを描いた傑作である。言の葉の魔術師シェイクスピアが紡ぎ出す言葉遊びや拡張高い韻律を抱いた詩行の数々を、意趣を凝らし豊かな洒落を纏わせた硬軟自在な小田島氏の日本語翻訳が、その魔法を解き放ち、僕たち観客や読者の心をわしづかみにする。→2026/03/11

かごむし

34
二組の双子が織りなすドタバタ喜劇。最初の方は、まあよくある話だねえと、退屈しながら読んでいたけど、途中からどんどん速度を増していって、気がついたらあっという間に読み終わっていた。えっとこれが兄だから、さっきの弟と話したのは、こっちの方の兄で、いや、弟か?うまく翻弄されてしまうのは、シェイクスピアの語り口のうまさからだろうか。そういう設定から導かれるロジカルな面白さもありながら、物語として、緊張も緩和もあって、読後感はとてもよかった。本ではなくて、演劇で観ても面白そうだなあと思った。2016/03/21

こうすけ

15
二組の双子をめぐる、純粋な喜劇。アンジャッシュのすれ違いコントのよう。ラストの大団円に向かっていく筋運びは見事です。言葉遊びが連打されているけど、小田島訳では原文とは違うオリジナルの駄洒落や韻が連発されていて面白かった。シェイクスピア全戯曲完読まであと一作…!2020/09/02

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