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内容説明
滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
112
久しぶりに読む。上演数も多くメンデルスゾーンの随伴音楽やブリテンのオペラ、さらにはウエーバーもオベロンのオペラを作るなど、人気のある戯曲である。シエークスピアお得意の取り違え状況を妖精の力で作り元に戻してメデタシ、という筋書きだが、街の職人たちが公爵のために作り上げる劇中劇がたわいもないが面白く、アクセントになっている。安心して楽しめる罪無きストーリーが人気のポイントなのであろう。2023/08/17
ehirano1
98
メッチャ愉しいに尽きます。3つのグループの相互作用が絶妙で、特に妖精さんが秀逸。とんでもない発端から、なぜか笑い転げずにはいられない超ドタバタを経て、最後は大団円には拍手喝采で間違いなし!2025/11/24
Major
50
【Note2】小田島雄志訳『夏の夜の夢』は、その生き生きとした日本語訳を通して、妖精パックが巻き起こす恋の騒動と、それを通じて浮かび上がるシェイクスピアの人間観を鮮やかに描き出している。以下二つの視点から述べたい。→ 2026/02/07
Major
44
この国で初めて『真夏の夜の夢』の舞台を観たのは数十年前のことだ。池袋サンシャイン劇場だったと記憶している。女王ティターニアが主人公に設定され三輪明宏が演じていた。僕の席は中央付近最前列から三列目あたりだった。三輪さんの妖艶な美しさに、かすかな毒が混じっているような印象と、圧倒的な歌唱力・演技力に心を奪われた。帰宅の電車の中でも、その美しい声が体中に響き渡り続けた。まさに真夏の夜の夢だった。シェイクスピアの『真夏の夜の夢』は祝祭的な喜劇でありながら、人間の理性の脆さや愛の不条理を鋭く突き刺す傑作である。→ 2026/02/07
きいち
32
うん、楽しい。◇パックと言えばやっぱり北島マヤだよな。もう脳内再生はマヤ固定。◇愛され慣れてなくて告白をからかわれてるとしか思えないネガティブキャラのヘレナの豹変、ハーミアの一気の転落(しかし扱いひどすぎる)…それにしても、シェイクスピアの世界観って人の心の自律性を信用してないのか、精霊やら神の力で心なんてくるくる変わる。よっぽど自分がひどい目にあったのか…(笑)。でもそれが、人間じたいの価値を貶めていないのがいいところかも。2019/08/04




