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内容説明
あずみを刺客として育てた爺が殺された。それも徳川方が放った剣客の手によって……今まで、徳川のために数々の危険を冒して多くの敵(豊臣方)を倒してきた自分達の命を、なぜ徳川方が狙うのか?実は、爺を亡きものにした刺客の背後には、徳川家内部の権力闘争が隠されていた。しかし、あずみはそんなことは知る由もない。爺や、今まで死んでいった仲間のことを考えると、あずみの気持ちは千千に乱れる。そんなあずみが身分を隠して世話になっていたのが小野忠明の道場。この徳川方の道場には、旧・豊臣方の家臣で秘かに家康暗殺の機会をうかがっていた井上勘兵衛も働いていた。偽名を使い、やけどで風貌も別人のようになっていた勘兵衛であったが、偶然、ここを訪れた本多正純によって、その正体を見破られてしまう。正純は、大坂夏の陣で火だるまになりながら家康の本陣に切り込んできた勘兵衛を忘れてはいなかったのだ。結局、この勘兵衛と共にあずみも小野道場を去ることになる。そして、傷付いてなお、家康を討とうとして決して諦めない勘兵衛。その凄まじい執念を目のあたりにしたあずみは、勘兵衛の代わりに家康を討つことを決意する。そのあずみを待ち受けていた運命は……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下鉄パミュ
8
あずみはこれで良かったのか?良かったんだよなと頭の中でクルクル駆け巡っています。柳生の存在はどうするんですかね。ゴールデンハンマーで叩ッ斬るのでしょう(それは柳生博・・・)2021/02/19
十六夜(いざよい)
7
井上勘兵衛の素性がバレ、両手の骨を折られてしまう。ただ家康に復讐する為だけに生き延びてきた勘兵衛を哀れに思ったあずみは、勘兵衛の代わりに家康を討つ事を決意する。復讐を遂げた勘兵衛の清々しい顔が印象的。あずみの凜とした立ち姿は美しい。2015/08/16
ton
4
全巻読破の為の再々読。あずみ、遂に家康SATSUGAIす。勘兵衛の望み&宗矩の思惑通り、やっちまったなぁ~…。絶望から一転、念願果たした勘兵衛の変わりようが何とも言えぬ。気の張り合いの無くなった人はこうなってしまうのか・・・。自身の手で果たしたかったに違いない。凜太郎・喬介の忠明への詫び入れと暇乞い、そしてあずみとの決闘の下りは名場面。2016/10/27
読み人知らず
3
小兵太にはつらい展開。小野はあずみによって終わらされた。家康も。強すぎる、あずみはこの先どこに行くのか2010/10/09
たぬきごんべい@漫画
2
清正に続き家康もあずみの手にかかる。2018/12/28