RM Library(RMライブラリー) Vol.314 - ハユニの世界

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RM Library(RMライブラリー) Vol.314 - ハユニの世界

  • ISBN:9784777056262

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内容説明

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「ハユニ」というのは、ひとつの車両を客室、郵便室、荷物室の各部屋に区切って使用する車両を表す、形式名の一部です。全国共通の公共性が求められた国鉄では、幹線だけでなく輸送量が少ないローカル線でも郵便輸送や荷物輸送を行う必要があり、それぞれの輸送を1両で賄うことのできる「ハユニ」は重宝されました。非電化線区では「オハユニ」や「キハユニ」など、電化線区では「クハユニ」や「クモハユニ」が使われましたが、鉄道での荷物・郵便輸送が1980年代に終了したことで、すべての「ハユニ」は消滅しました。
本書では模型ファンにも人気の「ハユニ」について、車両の成り立ちや各地の具体的な運用などを紹介します。
【内容】
カラーで見る「ハユニ」の世界
はじめに
1.なぜ「ハユニ」は使われたか
2.「ハユニ」の全体像
3.木造車時代の「ハユニ」
4.電車のハユニ運用
 4.1 飯田線
 4.2 身延線
 4.3 大糸線
 4.4 宇部線
5.客車の「ハユニ」
 5.1 鋼体化改造
 5.2 オハユニ71
 5.3 鋼体化改造の増備
6.「荷物輸送近代化計画」とマニへの改造
7.短命のオハユニ63
8.ローカル線のDC化とキハユニ問題
9.各地のハユニ運用
 9.1 五能線
 9.2 木次線
 9.3 日南線
10.急行・準急への連結
11.北海道から九州へ-スハユニ62 10の車歴
12.本線を走る「ハユニ」
13.函館駅現金盗難事件
14.最後のハユニ運用
おわりに
Column 1 煙突が3本あるスハユニ62

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

6
幹線の荷物車は、東海道山陽線なら汐留駅発着・東北方面なら隅田川駅発着の荷物車郵便車をいくつもつなげて、上野駅からは夜行列車の最後尾につなげていたのが思い浮かぶ。しかし、ハユニはそれらとは無縁の世界だと今号で気付かされたものだ。それはハユニはローカル線用であり、運用も各鉄道管理局の中に留まるため広域運用がなかったのだという。本数もローカル線でも一日当たり1~2本あればと。模型では根強い人気と見栄えがあるが(※今夏もIORI工房からキットが発売されてる)、実態はその正反対で凄く地味の中の地味なのだということ。2026/08/25

えすてい

5
旧客趣味や模型の世界では「ハユニ」は根強い人気と見栄えがあるが、実車の運用はというとほとんど知られていないという。旧客研究の第一人者である著者ですら、実際に自分がハユニに乗車したことは殆どなく取材した関係者もどんどんいなくなっていったという。ハユニはローカル線向けのため幹線では使われることはなかった。趣味や模型での見栄えの割には、積載量や乗客の定員が少なく戦後の輸送量増大にはすぐに限界になり、輸送の面でも今の基準からするとかなり無駄の多いものだった。迷宮事件となったキハユニ現金盗難事件にも触れている。2026/08/24

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