内容説明
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【特集】並ロ(なみろ)のすべて(下)
国鉄では古くから等級制が導入され、戦後リクライニングシート装備の「特別2等車」(特ロ)が製造されたことから、従来の2等車は「普通2等車」(並ロ)と呼ばれ、料金で差を付けられました。1960年以降は格下げや荷物車への改造、台枠を流用した寝台車への改造が進められ、本来の役割から離脱していきました。下巻では35系以降の並ロ各形式解説のほか、その後の推移や北海道での運用実績などを紹介します。
目次
表紙
目次
口絵写真
下巻のはじめに
並ロの形式別解説(上巻からの続き)
2.17 オロ36
2.18 オロ40
2.19 オロ41
2.20 オロ42
2.21 オロフ33
2.22 スロハ32
2.23 スロハ38
コラム:幻の車両スロハ37
3. 軍用客車の時代
4. 近代化改造と蛍光灯化
コラム:並ロには出現しなかった青塗色車
5. その後の改造、廃車
5.1 格下げと通勤形改造
5.2 寝台車への改造
5.3 荷物車(マニ36)への改造
5.4 事業用車への改造
コラム:消えたオロ35のアルミサッシ
6. 北海道の並ロ運用と編成記録
おわりに
スタッフ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
6
現在では1〜2両の気動車列車が1日何本あるのかという路線ですら、この本が取り上げた時代には旅客車だけで5両程度組成され、そのうち最低でも1両はロまたはロハが連結されていた。幹線のロからからローカル線のハへののりかえはあまりに落差が大きすぎてロやロハが必要だったのだろう。北海道の普通列車も、今では考えられない行先の長距離鈍行列車がロやロハを連結し道内を日々あちこち行き来して忙しい運用に就いていた。ところで本州からの転属車は北海道用に二重窓に改造されるのだが、二重窓への改造はそんなに簡単にできるのだろうか?2023/10/16
えすてい
5
並ロがロとしての役目を終えると、廃車にならなかったものは、ただでさえ並ロは改造車も多々あったが、再改造を受けて、クロスシートを撤去して吊り革付きロングシートになったり(これは容易に電車を増やせなかった仙台地区のラッシュ対策が主)、荷物車マニ36になったりしたものもある。一方で、事業用車への改造は少なく、旧型客車改造の鉄板である救援車への改造も微々たるものしかないようだ。配給車へは写真すら入手できず。また、並ロは戦後は占領軍への接収もあり、占領軍人の体格の問題から前列のない「ロニ」なるものも登場したと。2023/10/10
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