RM Library(RMライブラリー) Vol.286

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RM Library(RMライブラリー) Vol.286

  • ISBN:9784777055562

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内容説明

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特集:夕張鉄道 車両編 -炭都を支えたSLと気動車-

北海道有数の炭鉱都市・夕張市と函館本線に接続する野幌の間53.2kmを、およそ半世紀の間結んでいた夕張鉄道。部分開業の1926(大正15)年から廃止となる1975(昭和50)年までの間に、蒸気機関車をはじめ客車・貨車、蒸気動車、気動車、ディーゼル機関車とさまざまな車両が活躍しました。本書「車両編」では、創業時に導入されたコッペル型やコンソリ型などの蒸気機関車やDD13形類似のディーゼル機関車、国鉄譲渡車や自社発注などの客車、キハ07タイプの流線型前面や湘南型前面の新造気動車など、個性的な車両群について写真や図面とともに解説します。

目次

表紙
目次
口絵写真
車両編のはじめに
1.蒸気機関車/1.1 初期の蒸気機関車
1.2 夕張に咲いたコンソリの傑作
1.3 個性豊かなキューロク
2.内燃機関車
3.蒸気動車
4.気動車
5.客車/5.1 開業時の客車・鉄道省払下げ車
5.2 開業時の客車・自社発注車(梅鉢鉄工所製)
5.3 神中鉄道払下げ車
5.4 自社発注客車(日本車輌製)
5.5 戦後の国鉄払下げ車
6.貨車/6.1 有蓋車
6.2 無蓋車
6.3 その他の貨車
6.4 石炭輸送
6.5 化成品輸送用タンク車
7.その他の車両/7.1 雪と闘う
7.2 借入車両/7.3 夕張鉄道の遺産
資料:在籍車両一覧表
参考文献・資料
おわりに
スタッフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

7
荷物車(「ニ」のつく客車)には、国鉄では必ず車掌室がついていたので緩急機能が必然的にあり「フ」はつなかなった(例外として50系客車「アメリカントレイン」で「オニフ50」というのがあったが)。しかし私鉄はその縛りはなく、半鋼製の5両の客車には「ナハニフ」の形式となった。なお、ナハ50形は自社オリジナルにしろ国鉄譲渡車にしろ当初は「ナハフ50形」だったが、車掌室撤去で「ナハ」になったそうだ。ナハニフには形式図があるが車掌室設置前のものだと思われ、「フ」でどこに車掌室がついたのかは分からない。2024/05/07

えすてい

6
石炭車セサ500はもともとは火山灰輸送車だったのか。火山灰輸送車の記号が「ハ」。夕張鉄道所有車ではない私有貨車だが、夕張鉄道では主力石炭車だったのか。北海道の炭鉱鉄道としては旅客輸送も重視してて気動車は最大8両・客車も譲渡車から自社オリジナル車まで雑多な形式があったが、客車では5両の半鋼製車が気動車の付随車として大活躍。貨客分離で荷物室を設置されて「ナハニフ」になり、ノーシルノーヘッダー化更新で国鉄旧客よりも近代的に見える。ナハニフ151のみ残されてるが夕張市財政破綻で休刊中、何とか残ってほしいものだが。2024/05/06

えすてい

6
石炭とともにあった夕張鉄道。車両も戦後の北海道、しかも昭和20年代には「先進的な」車両を積極的に導入していた。炭鉱の鉄道だからまずSLが挙げられるが、自社発注車から国鉄譲渡車(9600)がトップに。写真はないが蒸気動車もあったようだ。そして夕張鉄道といえば気動車。機械式キハ200ですら運行経費はSLの半分以下の経済性、そしてDMH17搭載の湘南顔液体式は客車を付随車にして貨客分離を実現(最大6両組成)、廃止後も各地に譲渡。廃止後保存された車両も夕張市財政破綻で施設休館により閉じたままはあまりに惜しい。2024/04/22

Teo

1
夕張鉄道には実際に乗った訳だが、流石にもう記憶がほとんど無くなっている。気動車に乗って行った筈だが、ここに掲載されたどの車両で行ったのか。写真も残っておらず、記憶から発掘出来ないのが残念。2024/05/26

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