RM Library(RMライブラリー) Vol.277

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RM Library(RMライブラリー) Vol.277

  • 著者名:藤田吾郎
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • ネコ・パブリッシング(2023/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784777055210

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内容説明

※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や掲載されないページ、付録が含まれない場合がございます。

【特集】70系戦災復旧客車 (上)

太平洋戦争中に空襲や事故などで被災した車両を、戦後、応急的に復旧させたものが70系戦災復旧客車です。376両が製造されましたが、あくまで応急処置であったため、一部が荷物車などに改造された以外は1960年代までに大半が廃車されました。上巻では戦災復旧客車の概要および座席車・郵便荷物合造車の一部の形式を紹介します。

目次

表紙
目次
口絵写真
巻頭カラーグラフ 四季の自然と人情溢れる津軽路を行く
口絵写真
はじめに
1. 沿革/1・1 路線の形成
1・2 ストーブを搭載した客車
2. 運転
3. 施設・駅
4. 車両/在籍車両
旧在籍車両
おわりに
スタッフ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

5
国鉄の客車でありそうで少ないのは「オハユニ」。オハ35系やスハ43系に「オハユニ」はなく(スハニ・スハユならあった)、60系鋼体化客車に「オハユニ」が複数形式ある。70系ではオハ71 500番台から改造されたオハユニ71がある程度の数があり事業用車として営業運転終了後も生き残ったものもある。20mの車体の中で、車掌室・荷物室・郵便室・客室それぞれが狭くなりがちで幹線よりもローカル線で使われたことが多いようだが、1両で3役こなし、その独特な扉配置にはオハ・荷物車・郵便車だけのものよりもそそられる。2024/02/16

えすてい

5
電車にしろ客車にしろ、焼けた車両の台枠や台車、残っている車体を再利用して、資材不足極まりない時代に製造された故に、その構造は痛々しく、およそ「旧客らしくない」見た目の70系客車。座席車なんてデッキもなく、3扉もあったり引き戸もあったり旧型国電の車体そのものだったりとなんでもありだが、座席が木製ベンチではなおさら長持ちしないしサービス面も最悪(この当時は旅客サービスどころでは中田そういう概念すら乏しかったのは否定できないが)なので、早々に旅客輸送から外されて荷物・郵便車に改造・転用されるのもわかる。2023/09/28

えすてい

5
70系客車、存在そのものを知らなかった。戦争で被災した車両は私鉄に払い下げられたものもあるのは知っていたが、国鉄は国鉄で電車から客車まで使える台枠や車体を流用して新たなグループに纏める「70系客車」。戦前からの客車や戦後の旧客(※鋼体化を含む)と比べて不格好で現役時から安普請に見え、救援車なんて相当傷みまくってるなと実感。座席車なんて木製ベンチだったのか。資材不足が深刻な時代の産物だ。中には電車の車体をそのまま使ったのが丸わかりというものもあり、逆に国鉄客車の奥深さも知ることができた。2023/09/27

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