内容説明
※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や掲載されないページ、付録が含まれない場合がございます。予めご了承下さい。
1950年代の日本では、米国発祥の高性能な路面電車「PCCカー」の技術を応用し、防音・防振を考慮した「無音電車」と呼ばれる車両群が次々に製造されました。その採用例は公営鉄道が多数でしたが、一部の民営鉄道でもその技術に着目し、先進的な路面電車や発展形としての郊外電車が誕生しました。なかでも航空機技術を取り入れた張殻車体の超低床車である東急玉川線デハ200形や、中空軸カルダン駆動を採用した連接車・西日本鉄道福岡市内線1001形・1101形など、技術的に特筆される車両がこの時期に多数生み出されました。今号ではそれら民営鉄道での展開例や、公営鉄道でも前回紹介しなかった吊掛駆動の車両を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
8
前月発売の 「無音電車」の時代 公営カルダン車編 1950年代 高性能路面電車の系譜 https://bookmeter.com/books/22150998 の続編で今回は私鉄の無音電車、さらにツリカケながら間接制御や弾性車輪を採用した車両を網羅。西鉄福岡市内線連接車や東急200形には高評価、公営私鉄問わずツリカケ無音電車も好意的な見方。後者は広電の車両にもかなり割いている。車両史やメカニズムのみならず無音電車の運行実態や課題についても少し触れる。これらが1980年代の軽快電車につながると著者は見てる。2024/10/23
えすてい
3
私鉄のツリカケ無音電車(間接制御)では、広電2000形・2500形を高く評価し1980年代以降の「軽快電車」につながると著者は見ているが、昭和30年代に製造されたツリカケ無音電車では京阪80形が完全に抜け落ちていると気付いた。複巻主電動機・回生制動付き・高加減速と、路面電車と66.7パーミルの逢坂山越え登山電車を両立させた、ツリカケ以外では全てが高性能の当時としては規格外の路面電車車両でしかもデザインも優秀とされた。そこはスペースが足りず外したのだろうか、それとも最初から入れるつもりはなかったのだ折るか。2024/10/24
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