内容説明
東京で弁護士が射殺された。一週間前、静岡で毒殺されたコンビニ経営者夫婦がこの弁護士の名刺を所持していたと判明。さらに十津川警部は、二週間前に長野で起こった刺殺事件に注目した。いずれも水曜日に発生していたのだ。しかし十津川は、各事件を無関係とする上司と対立、窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身と判明、闇社会の大物の名も浮上し……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
120
八ツ場ダムについて知識が深められ非常に勉強になりました。ミステリーの出来は第6章までは完璧でしたが結局うーんと溜め息が出ました。寂しいですがそんなに賢い犯人を現代社会に求めるのが間違いなのでしょう。第五章の捜査会議で十津川警部が単純な事実を何度も何度もくどすぎる程に繰り返す文章を読んで著者のご高齢を強く意識しました。ラストで十津川警部が刑事達に向けて語る場面は静かですが被害者に対する哀悼の意が強く感じられて感動しましたので、ミステリーの評価は別にしてもこの部分だけでも本書を読む価値が十分にあると信じます。
aaboo
2
最後に突然新しい証拠が出てきて解決という、いつものパターン。2024/01/12




