内容説明
北条早苗という女刑事はいるか――捜査一課にかかってきた不審な電話。それが事件の幕開けだった。北条の婚約者と称する男が大分へ向かう寝台特急「富士」の車内で殺害され、容疑は乗り合わせていた北条に。何者かの罠だった。だが、刑事の犯行に高まる批判の声。事件解決のカギを握る人物が相次いで殺され、北条逮捕の期限も迫る。窮地の十津川は危険な賭けに出るが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
6
平成25年 2月20日 初版2017/03/02
桂 渓位
3
殺人犯の容疑を掛けられた、北条刑事を救う為に奮闘する十津川班の活躍を描く長編📕 ちなみに北条刑事、最初の方しか出番ないです(苦笑) シリーズを重ねる上で仕方ない面もありますが、十津川班の刑事達は異性絡みの犯罪で、冤罪を受ける率が高いですね(^^; 部下の窮地を救う話になると、十津川警部はいつもより無茶しがちですが、今回も警察官とは思えない、とんでもない行動に移します💦 2021/06/18
ルナ
3
十津川警部の部下の北条刑事が罠にはまり、辞職覚悟で捜査する長編。 たまに無茶をする警部だけど、ここまで無茶をするとは思わなかった。 設定は美人で若い(俺と同い年(笑))からお会いしてみたい(笑)2014/05/29
MK
2
この作品は、1989年(平成元年)2月にカドカワノベルズとして、1991年(平成3年)7月に角川文庫として刊行された。 警視庁捜査一課の女刑事である北条早苗の婚約者と称する男が、大分へ向かう寝台特急「富士」の車内で殺害された。 容疑は乗り合わせていた北条刑事にかかる。罠にはめられた北条刑事を救うべく、十津川警部たちが走り回る。 途中、十津川警部も、ある行動に出たことで、窮地に陥る。 先が気になる展開で、夢中で読み進めた。読んでいて、もどかしい思いをした。十津川警部も、本当に、もどかしい思いをしただろう。2023/07/03
mercury
2
なんと北条刑事が罠にはめられ殺人の容疑者にされてしまう。北条刑事と言うと山村紅葉さんが浮かんでまうのだが、この話では26歳。大層な美人らしい。携帯電話のない時代が舞台。2013/07/22