内容説明
三河湾・西浦温泉で、東伊豆・河津七滝で、そして長野・下諏訪温泉でも、若い女性が人を殺した後、自殺するという不可解な事件が続発していることが判明。事件の裏に隠されたある符丁に、十津川警部は注目するが果たして立証可能なのか?辞職覚悟で犯人を追いつめる十津川警部の怒りと執念が燃えた!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
26
いつも飄々とした印象のある十津川警部が冷たい心を見せたようなラスト。桜の下とタイトルがあってもあまり重要な感じではなかった。多重人格という難しい内容を少しずつ切り崩しながら事件解決に持っていこうとする。時には盗聴とかありえない方法を使う十津川警部。あまり痛快な事件解決とはならなかったが十津川警部の意外な一面も見た作品だった。2024/08/11
iwaken
6
★★★☆☆2018/06/28
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
平成14年 9月10日 初版2020/10/15
クロッチ
1
多重人格を悪用した殺人事件。多重人格なだけにいろんな名前が出てきて混乱したしまった。なんの罪もない十津川警部の奥さんが犯人に刺されたことで、十津川警部の怒りは頂点に。2019/05/06
TEDDY曹長
0
これまで読んできた中で一番にくむべき犯人像だなって感じます。でもこう言う犯罪も出てきそうな気もしています。西村氏の着想に凄みを感じます。ラストシーンでの十津川警部の怒りは凄みがあって、たった数行なので心に訴えかける物があります。俺も家族守る為には身体はる覚悟はあります2012/07/01