七月の鋭利な破片

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

七月の鋭利な破片

  • ウェブストアに12冊在庫がございます。(2025年07月26日 15時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 340p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334106768
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

市立中学で英語を教える青哉は、久しぶりに小学校の同級生と集まった。武丸、凪、若葉、そして青哉の4人は、14年前の林間学校で起きた壮絶な事件を振り返る。4人と同じ班だった乃江瑠が、近所の危険人物・須藤に殺害されたあの日のことをーー
それぞれが、わだかまる思いを抱えつつ、また会うことを約束した数日後、若葉が絞殺体で発見された。過去の事件と繋がりがあるのか? 悪夢が再び動き出す! 


【目次】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

131
過去と現在、行き来しながら一気に読まされた一冊。14年前の林間学校で同級生殺害事件のトラウマを抱えた男女4人が久しぶりに顔を合わせたことから彼らの時間が動き出すストーリーは一気に子供と大人の心に引き摺り込まれるほど。彼らが抱える事情が垣間見える度に、こちらが思うよりもずっと細かく子供は大人を見ていること、立派な人格があることを改めて感じずにはいられなかった。大人が持つ権力は支配ではなく子供を守るためにあるべきものだと今作でも痛いほど噛み締める。自分にきちんと向き合い踏み出す彼らの幸せを願いたくなる読後感。2025/07/15

いつでも母さん

128
櫛木理宇だから、絶対に悍ましいはず。間違いなく痛いはず。片眼と片耳を塞ぐか?心を半分閉ざすか?あら、これはぬるい櫛木理宇?(当方比)真相は悍ましく不快ではあったけれど、いつもほどじゃない(←どんだけ~)始めからの怪しい人物はきっと違うと、行間も読んだつもりがやっぱり外した(担任は論外)貴方でしたか・・もうガッカリ。こんな奴に・・怒りで、大人の醜さが溢れて申し訳ない感じになる。でもね、こんな大人ばかりじゃないからね。と言う自分の言葉が虚しい・・2025/07/24

タイ子

86
林間学校で1人の児童が殺され、犯人はその後自害。そして14年後、彼らは大人になり其々の人生を歩んでいる。物語は14年前と現在のあの時の状況、現在の情況を交互に描写していく。小学5年の子供たちに映る同級生の姿が何だか危ういのも純粋さの中に怖さも秘めているから。異分子的な存在の児童が1人いるだけで場面が変幻し嫌悪する教師が1人いるだけで場面がうすら寒くもなる。14年後に起こる同級生の死。あの時から今に至る謎で覆われた彼らの時間が解き明かされていく。大人の欲望に子供が犠牲になる悲しさ。やはり、櫛木さんは面白い!2025/07/15

ゆみねこ

67
小5の夏、林間学校で起きた惨劇。その14年後仲間のひとりが殺害された。ひとりの変質者による悲劇とみられた事件の陰に隠されていた真実のおぞましさ。櫛木さんならではのストーリー。子どもを苦しめるような親や教師に反吐が出そうになったが、ラストは希望の持てるものでそこは良かった。2025/07/20

チーママ

59
14年前に林間学校でおきた悲惨な殺人事件。事件を忘れられぬクラスメイトの男女4人は、心に区切りをつけるために久しぶりに集まり事件を振り返る。しかし林間学校の記憶と現在の自分たちを語り合う中で段々と彼らに見えてきたのは、当時の大人たちの理不尽な言動や、子どもを不安にさせる家庭環境、親の一方的な考えの押しつけとそれを信じて生きてきた自分たち子どもの悲しい姿だった。子どものことなど視野に入らずに自分本位に生きてきた大人たちの罪深さに怒りを覚え心が痛んだが、最後に救いのある話で本当に良かった。2025/07/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22720219
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品