内容説明
亀井刑事は休暇を利用して、鉄道ファンに人気の篠ノ井線の姨捨駅を訪れた。そこで奇妙な服装の男を目撃し驚愕する。ミスキャンパス殺人事件の容疑者が自らのアリバイを証明する男とした人物とそっくりだったのである。だが男は見つからず容疑者は送検。十津川警部が男を捜すが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まどか
7
またまた入院中母に貰ったので、自分では選ばないタイプのミステリー。犯人や展開はどの話も殆ど予想通りだった。4話入っていたが、初めの「一期一会の証言」は、71歳の女性を当たり前のように認知症とか凄い老人扱いしてるのに違和感があった。今時の70代はそこまで老人では無い気がする。「百円貯金で殺人を」では、百円貯金を多くの郵便局ですると言う趣味があることを初めて知った。アリバイ崩しの過程や地域の描写は面白かった。2019/12/02
桂 渓位
5
十津川警部が事件解決に奔走する短編集📕 4つの短編中2編で、北条早苗刑事と三田村刑事が主で、捜査にあたるのは珍しいと感じました✨ 『だまし合い』が、殺人を目論む犯人目線 で書かれていて、面白かったです☆2025/06/28
ヒカリ
2
夜景で有名な姨捨駅は、うちからクルマで20分ちょっと。無人駅だが、人気のある駅。何より高台にあり景色がとてもよい。アリバイづくりに嵌められた警察、解決ができるのか。2020/07/25
しんたろう
1
十津川警部が登場する短編集で2時間サスペンスの作品の原作も収録されていた。 4つの話が収録されていて、どの話も、面白く読めました。 十津川警部の奥さんが活躍する話は珍しかったです。2017/04/15