内容説明
「この本が出来たのは連詩の経験があったから.連詩はひと部屋に集まってみんなで酒飲みながらやるんだけれど,対詩の場合には,手紙のやりとりでしようということになったんです.それと,連詩の経験からいうと,詩だけを並べてもわかりにくいんですよね.どこでどうつながっているのか,みたいなことが.だから対詩の場合には,詞書きみたいなものをつけました.二人の詩人が詩を往復してつくる対詩という形,このごろはみんなメールでやってますね.」
目次
目 次
対 詩 1981.12.24~1983.3.7
1 へっちゃら へっちゃら──★1981.12.24
2 祈り──☆1982.3.14
3 酔って──★1982.4.21
4 生き残る──☆1982.4.28
5 唄──★1982.5.22
6 いつか死ねることの慰め──☆1982.6.2
7 遺影──★1982.6.22
8 夜──☆1982.6.29
9 空無──★1982.7.24
10 からっぽ──☆1982.7.28
11 眠りの呪いに──★1982.8.5
12 母を売りに──☆1982.8.8[朗読]
13 途上──★1982.10.2
14 音楽のように──☆1982.10.16
15 お前は眠れ、俺も眠る──★1982.10.24
16 朝──☆1982.11.5
17 連祷──★1982.11.11
18 いま矚目の──☆1982.11.18
19 この仰臥のかたちに──★1982.11.25
20 我に言う──☆1982.12.2
21 その朝な夕なの──★1982.12.7
22 失題──☆1982.12.14
23 夢に──★1982.12.21
24 つんのめりながら──☆1982.12.30
25 新年に──★1983.1.9
26 ガギグゲゴ──☆1983.1.13
27 冀求──★1983.1.19
28 その時──☆1983.1.29
29 その時──★1983.2.2
30 死ぬまでに──☆1983.2.8
31 その女にたむけて──★1983.2.16
32〈ねぇ〉──☆1983.2.24
33 その終りの始りに──★1983.3.2
34 reprise──☆1983.3.7
英語訳(谷川俊太郎による詩のみ)