内容説明
「クレーは言葉よりもっと奥深くをみつめている.それらは言葉になる以前のイメージ,あるいは言葉によってではなく,イメージによって秩序を与えられた世界である.若いころから私は彼の絵にうながされて詩を書いてきた.ちょうどモーツァルトの音楽にうながされてそうしてきたように.「詩」は言葉のうちにあるよりももっと明瞭に,ある種の音楽,ある種の絵のうちにひそんでいる.そう私たちに感じさせるものはいったい何か,それは解くことの出来ない謎だ.」
目次
目 次
クレーの絵本
愛
雪の降る前
階段の上の子供[朗読]
黒い王様
ケトルドラム奏者
まじめな顔つき
黄色い鳥のいる風景
在るもの
線
選ばれた場所
あやつり人形劇場
幻想喜歌劇「船乗り」から格闘の場面
死と炎
黄金の魚[朗読]
魂の住む絵
クレーの天使
天使とプレゼント
天使、まだ手探りしている
天使というよりむしろ鳥
泣いている天使
醜い天使
幼稚園の天使
おませな天使
忘れっぽい天使
希望に満ちた天使
用心深い天使
天使の岩
現世での最後の一歩[朗読]
天使の危機Ⅰ
ミス・エンジェル
哀れな天使
老いた音楽家が天使のふりをする
未熟な天使
鈴をつけた天使[朗読]
天使という生きもの
英語訳
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