内容説明
「ぼくは,薬をもらうほどの鬱は経験していないけど,鬱的な気分っていうのは,相当経験はしているんです.ぼくのなかに若いころからある鬱的な気質が,たぶんこういうものを書かせたんだとは思います.だけど鬱っていうのはね,実生活の鬱というのと同時に,表現というものに対する,なんか鬱的な気分ってのがあるんですよ.詩を書いていくことに対するね.」
目次
目 次
メランコリーの川下り
五月のトカゲ
店先
ごちそうさま
本の城壁
家
ポラロイドカメラ[朗読]
vtr
四コマもの
少年aの散歩
小石
老嬢
メランコリーの川下り
英語訳