内容説明
リンカーン・ライム・シリーズ第14作!
ダイヤへの妄執を紡ぐ殺人者――ニューヨークを揺るがす大犯罪を暴け。
シリーズ原点回帰の傑作。
ダイヤモンド店で三人の男女が無惨に殺害された。
被害者は婚約指輪を受けとりにきたカップルとダイヤ加工職人。現場からはダイヤモンドも持ち去られていた。
科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査を担当することになるも、犯行直前に店を訪れた人物が殺害され、さらにはやはり結婚間近の男女がダイヤモンドへの妄執を口にする男に襲撃され、辛くも難を逃れる事件が起きる。連続する事件に振り回されるライムらのもとに、「プロミサー」と名乗る人物から、婚約したカップルへの異様な殺意を表明するメールが届いた。
犯人は関係者を次々に殺害しながら、逃走する目撃者のあとを追う。犯人より先に目撃者を確保すべく、ライムと仲間たちは必死の推理と捜査を展開するが――。
※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
90
いやあ、久々に複雑怪奇なディーヴァー・マジックを堪能した!どんでん返しの帝王の異名通りのページの最後までサプライズの詰まったミステリだった。ダイヤモンドに関係する連続殺人鬼プロミサーを軸に、メキシコの麻薬王エル・アルコンの弁護士からアメリカ人倉庫主とそのボディガード殺人とFBI捜査官と地元警察官殺人未遂の冤罪疑惑の証明の依頼が加わり、NYの市街地で行われている地中熱建設現場と環境抗議団体との諍いとその工事現場で起きる地震の謎など、これら一見何の関係もない事件が実に複雑な様相を呈して最後に結び付くのだ。2024/05/07
future4227
53
リンカーンライムシリーズ14作目。ダイヤモンドに異常なまでに執着する犯人。犯行現場に遭遇してしまったために、犯人の執拗な追跡を受けるダイヤモンド加工職人の青年。さっさと警察に逃げ込めばいいのに、自力で逃げまくるもんだから、次々と犠牲者が増えていく。この青年は決して悪い人じゃないんだけど、考えの甘さにイラッときてしまう。そんな中、地震とそれによるガス爆発がニューヨークを襲う。更には地中熱ヒートポンプ建設現場と工事に反対する環境保護団体が捜査対象に浮上。これらがどうつながる?疑問だらけのまま下巻へ。2023/02/06
アイシャ
37
リンカーン・ライムシリーズ第14作目。15作目から読み始めたのでこれでようやく追いつく。ニューヨークのダイヤモンド地区。高明なダイヤモンドカッターでもある宝石商とその場に居合わせたカップルが殺された。犯人を目撃したと思われる2人のうち1人も殺される。犯人はダイヤモンドの守護者気取りで、サックスに言わせると「頭がおかしい」残った目撃者を守るためサックスが奮闘する。なぜ警察に保護を求めて来ないのか?上巻ではライムの目立った活躍はまだない。犯人、サックス、目撃者のニアミスで下巻へ2024/12/27
さーくる・けー
36
リンカーン・ライムシリーズ第14弾。今回の犯人はイカれたダイヤモンド原理主義者?ストーリーの中でのダイヤモンドに関する蘊蓄も興味深い。内容に関する感想は下巻を読んでから。それにしても、証拠物件の整理表はなくなってしまったのか?少し淋しい気がする。2024/09/01
mayumi
31
リンカーン・ライムシリーズ。ニューヨークでダイヤモンドを狙う連続殺人事件が発生。目撃者の行方を犯人と警察の両方が追うストーリー。最初のカップルが可哀想だった。理不尽すぎる。そして犯人はまたイカれた奴なのか…(最近こういうの多くないか?)。下巻へ。2022/11/16
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