文春文庫<br> カッティング・エッジ 上

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文春文庫
カッティング・エッジ 上

  • ISBN:9784167919658

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内容説明

リンカーン・ライム・シリーズ第14作!
ダイヤへの妄執を紡ぐ殺人者――ニューヨークを揺るがす大犯罪を暴け。
シリーズ原点回帰の傑作。

ダイヤモンド店で三人の男女が無惨に殺害された。
被害者は婚約指輪を受けとりにきたカップルとダイヤ加工職人。現場からはダイヤモンドも持ち去られていた。

科学捜査の天才リンカーン・ライムが捜査を担当することになるも、犯行直前に店を訪れた人物が殺害され、さらにはやはり結婚間近の男女がダイヤモンドへの妄執を口にする男に襲撃され、辛くも難を逃れる事件が起きる。連続する事件に振り回されるライムらのもとに、「プロミサー」と名乗る人物から、婚約したカップルへの異様な殺意を表明するメールが届いた。
犯人は関係者を次々に殺害しながら、逃走する目撃者のあとを追う。犯人より先に目撃者を確保すべく、ライムと仲間たちは必死の推理と捜査を展開するが――。

※この電子書籍は2019年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

51
リンカーンライムシリーズ14作目。ダイヤモンドに異常なまでに執着する犯人。犯行現場に遭遇してしまったために、犯人の執拗な追跡を受けるダイヤモンド加工職人の青年。さっさと警察に逃げ込めばいいのに、自力で逃げまくるもんだから、次々と犠牲者が増えていく。この青年は決して悪い人じゃないんだけど、考えの甘さにイラッときてしまう。そんな中、地震とそれによるガス爆発がニューヨークを襲う。更には地中熱ヒートポンプ建設現場と工事に反対する環境保護団体が捜査対象に浮上。これらがどうつながる?疑問だらけのまま下巻へ。2023/02/06

mayumi

29
リンカーン・ライムシリーズ。ニューヨークでダイヤモンドを狙う連続殺人事件が発生。目撃者の行方を犯人と警察の両方が追うストーリー。最初のカップルが可哀想だった。理不尽すぎる。そして犯人はまたイカれた奴なのか…(最近こういうの多くないか?)。下巻へ。2022/11/16

ぶんぶん

26
【図書館】ライム・シリーズ、第14弾! ニューヨークの宝石商が殺された、現場の状況が混沌としていた。 防犯カメラのデータ抜き取り、目撃者が名乗り出ない、そして、行方不明。 そうこうする中、次なる被害者が・・・リンカーン・ライムが挑む正体不明の男、ダイヤモンド業界の説明をしてダイヤに執着を持つ男、犯行声明の「プロミサー」とは? 犯行は繰り返され、そんな矢先に掘削現場が爆発する、何か関連が・・・複雑に縺れた糸は一向にほどけない、急いで「下巻」へ。2023/03/27

大奥のじぃ

23
毎年、年末の恒例となったリンカーンシリーズ14作目。今年はダイアモンド研磨商のお話。ライム夫人となったアメリアが相変わらずのドライビングを披露してくれ、ブラスキーもセリットーが呼び込んだ、トムがてきぱきとフォローしてくれ、チームが動きがす。「ダイアモンドは永遠の輝き」というコピーは日本のジュエリーダイアモンドCMでも良く使われた婚約指輪のキャッチコピーだったか・・・。今回の未詳はイカれてるぞ。下巻が楽しみ。2023/12/20

ひさか

22
米国で、2018年4月THE CUTTING EDGEとして出版されたものを訳し、2019年10月文藝春秋から刊行。2022年11月2分冊にして文春文庫化。シリーズ14作目。原点回帰と紹介にあり、ニューヨークで犯人と対決するライムチームが描かれる。目まぐるしく犯行が行われ、その中に更に別の事件の話が登場して、いったいどこに進むのかという混迷の中で、下巻へ。2022/12/10

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