文春文庫<br> スキン・コレクター 下

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文春文庫
スキン・コレクター 下

  • ISBN:9784167912024

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内容説明

「このミステリーがすごい!」第一位の傑作

ニューヨークの地下迷宮で殺人を繰り返す犯人。毒針で被害者の皮膚に刻まれた謎の文字は何を意味するのか。次の殺人はどこで起きるのか。そして犯人の狙いは何か。
やがて浮かび上がる二重三重に擬装された完全犯罪――。

名探偵ライムシリーズを代表する名編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

51
連続殺人鬼とか、やはりそんな単純なストーリーではなかった。そうだよね、だってディーヴァーだもん。犯人の名前を早々に明かしたところで、ミステリーの要素を何ら損なうことのない展開。ライムの捜査手法を研究し尽くして、分刻みで練られた犯行計画。証拠もほとんど残さない。こいつは相当手強い。事件解決と思ってもまだ終わらない。そんなことが延々と続く。まぁ、残りのページ数で想像はついてしまうのだけれど。幸か不幸か宿敵ウォッチメーカーとの知恵比べはまだまだ続きそうである。2019/12/04

chiseiok

51
久々に(あ失礼w)がっつり面白かった。本シリーズ追っかけている読者はもはや多少のどんでん返しでは満足しない重症のツイスト中毒患者ばかり。作者の苦悶煩悶艱難辛苦はいかばかりか同情に堪えませんが、今回ディーヴァー先生かなり頑張ってます。あれあれ?何だかご都合だなぁ…と感じた成り行きには必ずその後いかつい二重三重のどんでん返しがあり、ツイスト職人ディーヴァーの本領発揮120%大満足。結末近く、小物感ありありの犯人にそんな緻密なプランニング出来んのか…と不審に思ってたら、そーゆことですか!次作期待度急上昇ですな。2019/01/07

たち

50
二転三転する事実に翻弄されて、何が真実やらわからなくなりました。ラストの、生きていたウォッチ・メーカーとリンカーン・ライムの会話が面白かった。『「たしかに。そこまでは考えなかった。我が過失なり。なあ、リンカーン。おそらくおまえは、児童向けなぞなぞ本が好きで、間違い探しもかならず正解した子供だっただろう。」好きだった。かならず正解した。』この二人、案外いいコンビかも…。2019/07/09

*maru*

44
動いたね。こういう展開になるとわかっていても興奮しちゃう。「やっぱり!」なサプライズには大興奮だし。超難解なトリックを見破った時よりもテンション上がる(見破った事ないけど)。おぞましいオレアンダー・ルーム。巧妙なモディフィケーション計画。じっくりと読ませるわりとシンプルな物語だったが、何やら今後大きな動きありの匂わせにわくわくが止まらない。ライムはどのような形で巻き込まれるのか。そして、ロンやパムは大丈夫だろうか。ロンとTTが拳を合わせるところがどうしても見たいの。想像しただけで泣けてくるわ。2020/02/27

木村 武史

35
面白かった。ターゲットの皮膚に数字を表すワードのタトゥーを施す未詳。そのワードにはどういった意味があり、未詳の目的は何なのか?今回のライムは、ほぼ反則とも思える推理で事件を解決してしまった。あれ?100ページ程残ってるぞ?あっ・・・やっぱりね。ネタバレになるから詳しく書けないけど、今回の事件すらある意味伏線と思わせる展開で楽しめました。2022/03/24

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