文春文庫<br> スキン・コレクター 上

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文春文庫
スキン・コレクター 上

  • ISBN:9784167912017

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内容説明

「このミステリーがすごい!」第一位の傑作

ボーン・コレクターの模倣犯か。毒の刺青で被害者を殺す殺人者がNYの地下で犯行を繰り返す。
現場では、科学捜査の天才リンカーン・ライムが解決したボーン・コレクター事件に関する書籍の切れ端が発見された。殺人者はあの連続殺人犯の手口とライムの捜査術に学び、犯行に及んでいるのか?

名探偵ライムシリーズを代表する名編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

142
シリーズ11作目で新たなシリーズの幕開けを意識したのか、題名からも解るように1作目の『ボーン・コレクター』を意識しており、まさに原点回帰の1作だ。ボーン・コレクターは骨への執着が強かったが本書のスキン・コレクターは皮膚に執着する。相変わらず怒濤のようにサプライズを仕掛ける作者。あまりに突飛すぎて、その場面に直面した瞬間は頭に「?」が飛び交い、理解に少々時間を要してしまう。そしてそれが本当に成り立っているのか、どうしても後でその場面を振り返る必要に駆られる。果たして下巻でこの違和感は払拭されるのか?2019/08/23

*maru*

52
地下通路で発見された女性の腹部に残された謎の文字。インクの代わりに毒物を仕込むタトゥーアーティストによる殺人事件で幕を開けたシリーズ11作目。強盗殺人事件や美術館侵入事件、通信障害。好敵手の死やボーン・コレクターの影など、メイン以外の情報にも神経を研ぎ澄ます。だってディーヴァーだから。今回はどのエピソードが真相と絡んでくるのかな。それなりに動きはあるものの、物足りなさを感じる上巻。パムとアメリアの関係も非常に気になるので、下巻に期待。2020/02/25

future4227

45
リンカーン・ライムシリーズ11作目。1作目『ボーン・コレクター』の模倣犯的な皮膚とタトゥーに執着する連続殺人犯。捜査陣が突き止める前に、読者には早々に犯人の名前も明かしてしまい、もはや謎解きの要素はないのか?あとはひたすら犯人とライムとの知恵比べの勝負が見所となるのか?まだ上巻だし、ディーヴァーだし、まだ何か新展開がありそうな予感。サックスとボーン・コレクターの被害者パムとの母娘的な対立も気になるところ。下巻に期待しよう。2019/12/01

木村 武史

31
シリーズ11作目。タイトルの「スキン・コレクター」が、1作目の「ボーン・コレクター」と似ているなぁと思ったら、どうやら意図したもののようだ。実際、内容も関連するようなものになってるし。1作目と比べてリンカーンも随分と人間的になったなぁとしみじみ思う。どうやって未詳を追い詰めるのか、下巻が楽しみ。2022/02/24

mayumi

30
リンカーン・ライムシリーズ。今回はスキン・コレクター。ボーン・コレクターと繋がっている。ウォッチメイカーが死んだというのも本当に?と疑わしいし、インターネット回線が不調っていうのも気になる。とりあえず下巻へ!2018/12/12

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