宮本常一著作集30 民俗のふるさと

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宮本常一著作集30 民俗のふるさと

  • 著者名:宮本常一/田村善次郎【編】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 未來社(2015/04発売)
  • ポイント 35pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784624924300

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目次

都会の中の田舎(東京の田舎者/ふるさとの殻/盆がえり・正月がえり/県人会/地元の者と他所者/市民意識の発生/市民の祭り)

町づくり(町の芽/商人町のおこり/都城づくり/城下町づくり/宿場町/港町/門前町/町のしくみ)

村と村(ムラの成りたち/ムラの格式/賎民のムラ/僻地の村/血のつながりと村連合/村の窓をひらく)

村の生活(人は群れて住む/村落共同体/親方子方の村/村の結束ゆるむ/村八分/村結合から人の結合へ)

村から町へ(群の絆/群からはなれる/古いものと新しいものの場/古い民俗と新しい生活/あとがき)

開拓のあゆみ

経営段階から見た村

隣村



 解説(田村善次郎)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きいち

36
私たちのこれまでを作ってきた生活文化のなりたちを考える前提として、それを育んできた村と町のなりたちを踏まえておこうという試み。随所に宮本らしい<生活を営む人々を主体>とする見方が現れて居住まいを正させられる。例えば町のなりたちなら、平城京でも城下町でもなく河原者や山の盆地への商人の定住から語り起こされるし、開拓の歴史なら条里制が成功したのは圧政のためではなく生産増大への期待だろう、と。1964年、権力者によるものでもそれへの抵抗によるものでもない民衆の歴史をまとめていこうとしはじめた時期の論考。若々しい。2017/03/26

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