目次
宝島民俗誌(島外との交渉/農事暦と神事/昔話と口説/方言について/婚姻/命名法の変遷/産育/年齢階級と儀礼/葬制、年忌)
見島の漁村(浦方の成立と社会構造/漁業技術の伝承と展開/村落の機能/宇津の漁業構造)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
16
日本には「ヨコ社会」の伝統もあるんだなあとしみじみと感じられる、二つの離島の生活誌。◇萩の沖合に浮かぶ見島。個人情報丸わかりくらい詳しく記される各戸の来歴、浦の生業である漁業の江戸期からの歴史。村の政治やお祭りを仕切るのは、漁法ごとに選挙で選ばれた代表。家格とか本家分家とか関係なく、技術や経営に優れた人が選ばれていく(だから調査の時点で村人も、どの家が本家だったか覚えてない)。新しい技術は出漁してきた糸満の漁師に学んだり、遠くに研修にいったり。閉鎖的なイメージないねえ。これもまた、典型的な日本の村なのだ。2013/10/05
アメヲトコ
12
1974年刊。トカラ列島の宝島・山口県萩市の見島両島の調査報告をまとめたもの。前者については女性の神役など、琉球文化の影響も見られるところ、後者については山口や福岡の船着場近くの「うどん屋」が淫売女を抱えていたこと、島の漁家が引戸ではなく蔀戸を使っていたことなどを興味深く読みました。2026/04/17
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