目次
庶民のねがい
貧しき人びと
変わりゆく村
山村に生きる
村里の教育
民話と伝承者
底辺の神々
私のふるさと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
27
最後に収められた「私のふるさと」が美しい。凪の海、実直な石工が積んだ石垣を洗う波、集落の家々の来歴、ラムネの味。◇文字と伝承についての文章。閉じた世界で生きる限り文字は要らぬ。必要になるのは、外の世界、過去や未来の人たちと対話や交渉をする時。ずっと、「書く」という行為が人と人をヨコへヨコへとつなげていくのはなんでだろう、と思ってきた。宮本しかり、手塚しかり、綴方教育に民俗学、本草学からコミケまで…。そうか、目の前にいない人とのコミュニケートには、ことばの使い方を共有する必要がある、上下なんてなくなるんだ。2015/12/12
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