内容説明
実業家・渋沢敬三は、文化人であり、また優れた学問的オルガナイザーであった。「国境を意識しない学問と社会を作ることを夢見ていたのが渋沢の本当の姿であったと思う」という師、渋沢敬三を、物心ともに支えられ日本中を旅した民俗学者、宮本常一がつづる。
目次
渋沢敬三
民族学の組織者
師を語る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
6
公職追放中の渋沢と二人、兵庫の篤農家を訪ねるシーンがとてもいい。曼珠沙華咲く土手、腰かけておにぎり食べて一眠り、さながら「ピクニック」。ああこれは「Banana Fish」のアッシュとエイジ。敗戦前後の日銀総裁、大蔵大臣として死線をくぐった渋沢に訪れた穏やかな日々は、最期にアッシュが図書館で夢見たことのようだ…。それにしても、渋沢のノブレスオブリージュには凄味があるなぁ。資産を受け継いだ人はこうあって欲しい、という姿を、遥か越えてる。宮本の愛情に溢れた一冊だった。2012/11/18
tkm66
0
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