目次
日本の習俗
民衆と仏教芸術
民俗から見た日本の東と西
大田と大田植
民俗学と民俗芸能と
島の女性風俗誌
海の火
瀬戸内海文化の基盤
山の民
民俗随想
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アメヲトコ
7
1967年刊。宮本常一はやはり観察の達人で、例えば村の墓石のありようからその家の浮沈を見たり、酒屋の多寡からその地方の家々の財布を男女どちらが握っているかを掴んだりと、読むたびに発見があります。「どんな些細なことの中にも秩序だてて見ると、村人の息吹とその生活の歴史をよみとることができる」(263頁)とはまさに至言。2023/10/13
メトロノーム主義者
1
日本の農業、漁業に関する風習や仏教との関連などが主題として書かれている。鎌倉、室町、戦国と合戦の後の遺体はどうなったのだろうと疑問に思っていたが、どうやら各地にいた時衆(時宗。本来はこちらの表記らしい)の僧などが弔って敵味方関係なく埋葬していたようだ。また、現代ではあまり意識しない小正月の事や北前船の焼火信仰も興味深い。2021/12/03
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