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内容説明
世界の果て(worlds end)に、伝説の蝶が舞う。――全世界で8頭の標本しか確認されていないポンテンモンキチョウ。森羅(しんら)はその9頭目かと思われる写真を入手し、伝説の蝶を探すため一路、南米アルゼンチンへ飛んだ。蝶の行方を追う森羅たちだが、その行く手には凄惨な歴史の暗部が……!「ワールド・エンド」「すごろく」「花屋の娘」の3編を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sskitto0504
6
汚い戦争…そんな事が起こった事すら知りませんでした…暴力に正義なんてないと思いたい…2015/06/18
十六夜(いざよい)
6
「ワールドエンド」貴重な蝶の写真の出処を求めてアルゼンチンに来た森羅。フォークランド紛争などの重い事実に絡んだシリアスな話。「すごろく」ちょっとした行き違いから縺れてしまった三人の女性の縁を森羅が修復。4600年前にすでにすごろくが存在した事実が1番衝撃的。「花屋の娘」一目惚れした女性を眺めていた男性が偶然殺人事件を目撃してしまう。ヒッチコックの裏窓の現代版のようなお話。2014/01/09
にゃんまげこ
4
面白かった。2019/09/16
コウ
4
この調査が失敗しそうな原因を僕は20個は挙げられる。こんなことに時間をさかなくていい理由も30個は書ける。それを壁に貼って「探しに行かない自分は利口なんだ」って思うこともできる。でもそんなこと絶対にしない。ポンテンモンキチョウが見たいから。>しびれるセリフです。2010/07/18
六畳リエ
3
博物館館長の少年が謎を解く推理漫画。今回は前後編1本と、短編2本。利己的な殺人事件もあれば、国家レベルの壮大な話もあり、それでいて日常の謎も取り上げるという、何とも懐の深い漫画です。30年前のアルゼンチンで、こんな悲劇があったなんて知らなかった。現在進行形で世界中で戦いは起きているのに、己はなんと無関心な生き物だと正座して反省。2010/06/22