角川文庫 ワイドビュー南紀殺人事件

著者名：西村京太郎【著者】

KADOKAWA（2013/09発売）

• ISBN：9784041527634

内容説明

十津川警部の部下・三田村警部は、恋人の久美との結婚に踏み切れずにいた。久美の父親が殺人事件で服役中だからだ。複雑な思いを抱いて、彼女の故郷南紀へと旅する二人だが、偶然殺人事件に遭遇。駅の待合室で男が刺殺されたのだ。協力を要請された十津川らは、久美の観察と記憶を手がかりに、被害者の仲間とおぼしき二人を割り出す。だが、久美が謎の失踪を遂げてしまった。事件と彼女の間にどんな関係があるのか。広域殺人の壁に挑む十津川警部の苦悩と決断。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[クルミ]

十津川警部の部下、三田村刑事は、恋人の久美との結婚に踏み切れないでいた。久美の父親が殺人罪で服役中だからだ。複雑な思いを抱いて、彼女の故郷南紀へと旅する二人。途中で偶然に殺人事件に遭遇する。それが久美の父親の無実へと繋がる。十津川警部の部下が中心の話も良いですね。

2025/11/24

[エヌ氏の部屋でノックの音が・・・]

平成１４年　５月２５日　初版

2019/04/07

[胡瑯]

今回も時刻表はでてこないが、旅情サスペンスで色々なところをめぐっており楽しく読めた。三田村と彼女のこの先も気になる。

2017/07/26

[ディープなつまみぐい]

南紀白浜が舞台。広域捜査ならではのストーリーで楽しく読了。南紀は近年人気のエリアで、飛行機で東京から70分だが、やはり鉄道移動では、陸の孤島感は否めない。

2017/04/09

[秋庭誠]

南紀って、「陸の孤島」っていわれてるからこそ、こういう作品が多いのかね。

2012/01/26