出版社内容情報
松下幸之助の哲学が凝縮された言葉の数々。
松下幸之助が遺した言葉と、それに関するエピソードをわかりやすく解説。経営者として、人としての喜びや信条、哲学が凝縮された一冊。
松下幸之助は「あなたの成功の秘訣は?」と問われたとき「ぼくに学問がなかったことと身体が弱かったこと」と答えています。その理由は、学問がないために社員の意見に素直に耳を傾けることができ、身体が弱かったために思い切って部下に仕事を任せるようになった。おかげで衆知が集まり、社員の持ち味を生かすことができた、と言います。
▼決して恵まれているとは言えない条件下にあっても、常に夢を失わず、マイナスをプラスに転じていった松下幸之助。本書では松下が折に触れて語った言葉を軸に、その信条や哲学、経営観、人間観などを、数々のエピソードとともに解説しました。
▼成功する人間の条件は運がいいことと愛敬のあること、「何が正しいか」に照らして物事を行えば必ず成功する、といった松下独自の哲学を数多く紹介。経営や仕事のヒントだけでなく、人間関係や人生を見つめ直すための新たな視点を与えてくれます。
●第1章 夢―夢ほどすばらしいものはない
●第2章 勇気―人間は無限の力を持っている
●第3章 素直―天国はいたるところにある
●第4章 縁―縁あることはありがたい
●第5章 感謝―仕入先も道行く人もみなお得意先
内容説明
94年の生涯において語られた、松下幸之助の経営観、そして人間観。
目次
第1章 夢―夢ほどすばらしいものはない(夢ほどすばらしいものはない;最善の上にも最善がある ほか)
第2章 勇気―人間は無限の力を持っている(人間は無限の力を持っている;諸君は“社員稼業”の社長である ほか)
第3章 素直―天国はいたるところにある(天馬空を往く;日本は太平洋に浮かぶ宝船 ほか)
第4章 縁―縁あることはありがたい(挨拶は毎日の暮らしの潤滑油;運と愛敬がない人間はあきまへん ほか)
第5章 感謝―仕入先も道行く人もみなお得意先(世の中にぼろいことはない;お得意先の仕入係になる ほか)
著者等紹介
谷口全平[タニグチゼンペイ]
PHP総合研究所研究顧問。1940年、京都市に生まれる。64年、慶應義塾大学経済学部を卒業。同年、松下電器に入社し、PHP総合研究所に出向。月刊誌『PHP』『Voice』の編集、国際版『英文PHP』の創刊、書籍の編集などに携わる。出版部長、『PHP』編集長を経て、83年、研究本部に移籍、松下幸之助所長を中心としたPHP理念研究会に出席。また、その経営観、人生観、社会観等をまとめる作業を行なう。第一研究本部、社会活動本部担当取締役を経て、現職。その間、93年2月に完結した『松下幸之助発言集』(全45巻)の編纂を、また94年にオープンした松下資料館展示コーナー「松下幸之助 経営の道」の総合プロデュースも行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。