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内容説明
３代目明石組組長・田村芳雄（たむら・よしお）が死んだ──。突然の訃報（ふほう）を受け、悲しみにくれるタイムスリップヤクザ・阿久津丈二（あくつ・じょうじ）の陰で、地獄の使者・江原真悟（えはら・しんご）がついに動き出した。日本中の極道地図を塗り替える大異変が刻一刻と進む中、自らを操る運命の糸に怯えはじめる丈二……。そして謎の美女との再会が待ち受ける!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
笠
1
3.5 この世界は自分の脳が作り出している幻なのではないか…いわゆる観念論的な疑問。普通なら中学生くらいで思いにふける考えだが、（我々世代だと、『マトリックス』きっかけ多し）そもそもタイムスリップという超常現象から物語が始まっているので深刻度が違う。しかも記憶の混濁まであるとなれば、自分が信じられなくなっても仕方ないかも。なんちゃらかんちゃらなタイムスリッパーだ！とか言って脳天気な感じで来てたのに、急にシリアスになるな。2022/08/15
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
1
ヤクザの親分でもマリッジブルーってか2012/12/01
リッキーまち子
0
「自分が見ているこの世界は本当に存在しているのだろうか？」という哲学的命題に対して「愛し合っている二人が存在しているということだけは信じられる」という回答を導き出す回が良かった。2014/10/08
