内容説明
銀座で宝石店を経営する小田冴子が、お遍路姿で失踪した! 1ヵ月後、松山行の特急しおかぜの車内で、冴子の後を継ぎ社長になった寺沢誠が、何者かに毒殺される。寺沢の手帳には「足摺岬」と書かれたメモが残されていた。彼らはなぜ四国へ向かったのか? 捜査協力の依頼をうけた警視庁の十津川警部は独自の調査を開始するが、事件は何の手掛かりもみせないまま、しだいに混迷化してゆく……。遍路巡礼の地、四国で起こる連続殺人事件に、十津川警部が挑む長編トラベルミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
11
「勝手に列車祭」第232段。。。文庫コレクション450冊。。。平成 9年10月25日 初版。。。橋本が行方不明になった社長を探すところから始まる。「お、橋本の事件か」と思いきや、途中から吾らが十津川警部の事件となり、橋本は消えてしまった。この話も時刻表トリックではなく、殺人の舞台にしおかぜが選ばれているだけであった。。。この列車に乗ったのはちょうどこの話が書かれた頃で、伊予大洲の知り合いのところに出かけるときに、宇和島行に乗ったことがある記憶がある。2000系軌道者であったか。2019/10/07
葉
4
久々に西村京太郎サスペンスを読んだ。四国で起こる連続殺人事件。その始まりは銀座の宝石店の社長が立て続けに失踪・毒殺されるところからスタート。そこに十津川警部が真相を暴いていく。実際に自分が行ったことのある道後温泉などが登場する場面があると嬉しい。最後の丸山との逮捕のやり取りは緊迫した雰囲気が読み取れる。読了後に捨てた。2020/05/29
義輝仮面
1
【評価:★★★☆☆】 恋人・・・という点がいろいろと盲点やった。2017/03/17