内容説明
十津川警部は帰宅途中の電車で若い女性から「お願いがある」と声をかけられた。不眠不休の捜査で疲れきっていた十津川は、明日にでも警視庁に電話をしてくれと言い、その場を去ってしまう。そして翌朝、駆けつけた殺人現場で見た死体は、声をかけてきたその女性だった……。十津川警部の苦悩を描く「事件の裏で」をはじめ、プロ野球の世界を舞台にしたスポーツ推理小説「サヨナラ死球」など、本格推理から異色作品まで、単行本未収録の短編を10作収録した文庫オリジナル短編集!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
13
「勝手に列車祭」第291弾。。。文庫コレクション572冊目。。。平成11年10月25日 初版。。。吾らが十津川警部(警部補にもなっていなかった)が、帰りの電車内で女に助けてくれと懇願される。断ったが良いが、10年前の両親殺害の子供だとのちに分かる。割とキザなことを言っていってた十津川警部が苦悩しだす。自ら有給休暇を取得して、犯人探しに本増するが。。。「消えたクルー」のモチーフや犯人当ての短編など、野球好きである氏が垣間見れる短編集であった。2021/08/23
キャサ
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短編集