内容説明
売れない作家・三浦に、出版社の社長から北海道新幹線開業を題材にしたミステリーの依頼が来る。前日に刊行してベストセラーを目指すと言うのだ。脱稿した三浦は開業当日の新幹線に乗り込むが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
64
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/09/post-379a52.html 東京発新函館北斗行き始発列車には実際に該当席に乗車した人がいたはずで、自分が乗車した座席だと、ちょっと気持ち悪いでしょうね。2023/09/10
いづむ
11
大型連休は人混みを避けて家でのんびりしていますが、ちょっとだけ旅気分をと思い鉄道関連(ただし殺人事件)の読書を。舞台が新幹線である必然性はほとんど感じなかったけれど、殺人事件被害者の心情やその後の人生については考えさせられるものがあります。法は法、を尊重すべきは百も承知でありながら人間はそう簡単ではないことも事実。難しい問題です。2023/05/06
クローバー
2
序盤から中盤はテンポが良くて読みやすかった。後半からきな臭さが増していった。2023/06/10
はんく
1
普通なら隠居してるはず80歳以降の約10年間に200冊近いミステリを書いている。単純計算で年間20もの作品を書いたことになる。複数の雑誌に連載したり書き下ろしたりミステリ作家の許容範囲を越えていると言わざるを得ない。一冊入魂という作者初期のスタイルは望むべくもない。80を越えて複数の話を同時進行的に書く衰えない創作意欲は驚くべきものだが残念ながら粗製乱造になるのは避けられない。この作品も終始一貫、物理的にも心理的にもツッコミどころだらけで謎解きミステリとしては完全に破綻している。2024/02/13
セイバー
1
自分も東北新幹線に乗った事あるけど、函館まで行った事無いから一度行ってみれば良かったなあ2020/06/23