内容説明
韓国に「従北朝鮮(従北)」派と言うべき文在寅政権が誕生した。朝鮮半島情勢が緊迫化するなか、なぜ多くの韓国国民は文在寅支持を表明したのか? そもそも韓国国民は、北朝鮮に軍事的な脅威を感じていないのか? 我々には、その背景と今後の動向がなかなか見えてこないが、著者によれば、もはや韓国全体が「北朝鮮化」していると見るべきであり、韓国の「反日」は止まらないことを心しなければならないという。韓国の「北朝鮮化」の背景等については本書に譲るとして、我々が最も心しなければならないこととは何か。まず、欧米の政治家やジャーナリストには、日本よりも韓国の主張が多く刷り込められていることを我々は知るべきで、日本は国を挙げて国際社会に向けて正しい情報発信をしなければならない、と著者は強調する。そして外交レベルの話では、こうクギを刺す。韓国が経済援助を求めてきても、最低限の条件として日韓合意の履行を求めるべきだ、と。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
河童
2
韓国人の精神構造を歴史からひも解くことは他の韓国人の著作でも見られましたが、それをとても分かりやすく説明しているのが呉善花さんの特徴です(第2章で展開されます)。とかく日本人の評論家などはこの韓国人気質を理解しないために軽々に日韓関係改善の可能性を探ろうとしますが、それがいかに愚かなことかそして日本にとって危険なことか、深く憂慮しちゃいます。そしてその危険性を訴えているのがこの著書。北朝鮮化し国家社会主義に傾倒してゆく文政権と反日教育に毒された国民に日本はどう対応してゆくべきか考えるべきです。2020/01/23