内容説明
参議院議員・太田垣に入閣のチャンスが巡ってきた時、連続殺人事件の容疑者に仕立て上げられた秘書の早川。仕組まれた事件の裏にはいったい何が? 十津川警部が、謎の事件に挑む。長編傑作ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
52
議員の太田垣は入閣することになり、5人の愛人の身辺整理を秘書の早川に任命する。 ところが早川が女性を訪ねる度、死体となっていくことに。 この事件を十津川警部が解き明かすが、警部は中盤あたりから。 早川は政治の世界の猥雑な部分に潜り込んでいき、次第に脅迫され逮捕までされる始末。 かなりの人数が死ぬので、犯人は自ずと分かる。 事件は重めの感じだが、ラストはあっさり終わらせ、十津川警部を唖然とさせるのが珍しい。2023/09/18
桂 渓位
8
性的描写が非常に多い、十津川警部シリーズとしても異色な一冊でした📕 警部とカメさんも後半登場しますが、初期作品ということもあり、よく知っているキャラとは、雰囲気が違う印象を受けましたね✨ 西村先生の作品の定番である、「功」や「三浦」の登場人物も出てきませんし(笑) 只、筆力は流石で長編ではありますが、スラスラと読み進められて、読み応えありました☆2026/01/17
浅木原
4
議員の女関係の整理を命じられた秘書が女たちを回っていくと、その女が次々と死んでいき……という話だけども、うーんこのオッサン向けサスペンス。あまりにオッサン臭いエロ要素、間延びした展開、無理矢理出てくる十津川警部、いやいやいやとしか言い様のない真相と犯人とオチ。そんなろくすっぽ伏線も思い当たらないような唐突な犯人と動機で納得しろと言われましても……。主人公の早川の最後の扱いもそれでいいわけねーだろお前。『寝台特急殺人事件』の直後ぐらいに書かれた作品だけど、仕事が急増して適当になりました感溢れる一作。2015/11/07
kaizen@名古屋de朝活読書会
2
ある大臣志願の社長の秘書の物語。 5人との関係の清算を命じられるが, なぜかつぎつぎ相手が殺されて行く。 最期にはその殺人の罪を着せられて。 とってつけたように十津川警部が現れる。 真犯人の存在の可能性から真実に迫る。 最期は弁護士の自殺で終わるが、 本当の事件は未完なのかもしれない。2012/04/16
コング
1
変なベッドシーンみたいのがほとんど出てこないのが西村作品の良さだと思っているのだが、この本はエロシーンの連続で正直うんざり。西村先生はこういう描写苦手な印象があったので、前半はプロットを渡して誰かに代筆してもらったのでは、と勘繰りたくなる。女性キャラが大勢出てくるわりに「ですわ」口調で喋る人がいないし、前半は読点も少なめな気もするし、十津川警部が出てくるのは残りページ半分を過ぎてからだし。推理ものとしては普通に面白くて先が気になる。前半主人公の早川は、罠にはめられても同情する気が微塵も起きないが。2025/09/18




