
心理学・精神医学
2019年1月現在
行動学入門 生物科学としての心理学
A5判 440頁 本体価格3,000円+税
ドナルド・O.ヘッブ 白井常他訳(1975) 〈978-4-314-00130-4〉
脳の生理化学の急速な進歩により,心理学は人間の心を明確な科学的対象として探求することが可能になった。ここに,広義の人間の行動学,すなわち意識・情報・学習・思考を生理的に扱う学問が成立した。本書は,アメリカ心理学界の第一人者であるヘッブが,生物学を含む関係者に〈生物科学としての心理学〉を紹介した最高の入門書。第二版を大幅に改訂。
フロイトの生涯
A5判 628頁 本体価格6,500円+税
アーネスト・ジョーンズ 竹友安彦,藤井治彦訳(1969) 〈978-4-314-00058-1〉
フロイトは峻烈な心理の探究者であるとともに,極めて人間的な弱さをも内蔵していた。心理学の黎明期から完成にいたるまでの彼の苦闘の歴史を生涯と克明に照合しながら浮彫りし,業績の再評価を行った,フロイト伝の決定版。<内容>少年期・思春期/医学生/婚約/結婚/ブロイエル期/フリース期/自己分析/夢の解釈/孤立からの脱出/大戦の期間/ウィーン
ユダヤ神秘主義とフロイド
46判 360頁 本体価格3,800円+税
デイヴィド・バカン 岸田秀,久米博,富田達彦訳(1976) 〈978-4-314-01056-6〉
人間の両性性の概念,近親相姦願望とそれに対する罪悪感,夢判断の技法,象徴の解釈...。フロイド理論の多くの側面は,意識的または無意識的に,ユダヤ神秘主義思想と深くつながっていた。フロイドの著作や書簡とユダヤ思想の文献を詳しく対比させながら,フロイド的思考の起源に迫る。人間フロイドの内面を照射した,ひとつの思想の形成の物語。
元型論 〈増補改訂版〉
A5判 528頁 本体価格5,600円+税
C.G.ユング 林道義訳(1999) 〈978-4-314-00840-2〉
人間のこころには,フロイトのいう個人的な無意識だけでなく,人類に共通の集合的無意識がある...ユングの独創であり,卓見である「集合的無意識」とそのパターンとしての「元型」をめぐるユング自身の理論的文章をすべて収録。古今東西の該博な知識に裏づけられたユングの名文を長年の研究に基づいた丁寧な訳注・解説を付け,日本語で再現。
女性の深層
46判 216頁 本体価格1,900円+税
E.ノイマン 松代洋一,鎌田輝男訳(1980) 〈978-4-314-00290-5〉
女性的なもの,母性的なものが個人,集団,文化の中で果たす役割を,ユング心理学の立場から考察したもの。神話,夢,音楽等を題材に,女性の心理的発達,女性的なものと創造性との関係,女性性と男性性との対立と統合を分り易く論じている。さまざまな男女関係や結婚問題への理解に繋がり,男性および女性そのものを全体としてとらえるための助けにもなる一冊。
睡眠と夢
46判 300頁 本体価格2,300円+税
ミシェル・ジュヴェ 北浜邦夫訳(1997) 〈978-4-314-00784-9〉
ヴァチカンの司祭に向けての講演をはじめ,人類最大の謎と言われる「睡眠」と「夢」の関係をわかりやすく語った,九篇の講義録を収めた。最新の研究報告を交えながら,脳と睡眠の関係,夢のメカニズムについて,解き明かしてゆく。フランスでは,同時に刊行された小説『夢の城』とともにベストセラーとなった。小説のガイドブックとしても読める,手頃な入門書。
ふたごが語る精神病のルーツ
46判 396頁 本体価格3,600円+税
E.フラー・トリー他 岡崎祐士監訳 岡崎万紀子訳(1998) 〈978-4-314-00818-1〉
分裂病,躁うつ病などの精神病はいつ,なぜ始まるのか? 「生まれか育ちか」をめぐる長年の謎から,ふたご研究という方法論が登場して60年,ついに大規模な研究が実施された。一方は分裂病を発病しているのにもう一方は健常であるペアを中心に,66組の一卵性双生児を,関連分野50数人の研究者が検査・分析。その成果をまとめた,この分野の画期的著作である。
思春期やせ症の世界 その患者と家族のために
46判 304頁 本体価格2,621円+税
アーサー・H.クリスプ 高木隆郎,石坂好樹訳(1985) 〈978-4-314-00451-0〉
近年,若い女性を中心に急激に増えている現代病で,神経性拒食症あるいは思春期やせ症と呼ばれる病がある。「肥っている」「大人になりたくない」などの理由から,食事をとることを極端に制限し,とことんまでやせてしまう。果ては死に至ることもある。本書は,こうした患者を長年みてきた精神科医により,この病気の背景と本質を解説した本。
拒食症・過食症を対人関係療法で治す
46判 288頁 本体価格1,600円+税
水島広子(2007) 〈978-4-314-01033-7〉
「わがまま病?」「母親のせい?」「過食を抑えれば治る?」日本では数少ない摂食障害(拒食症と過食症)の専門医が教える「新しい常識」。多くの誤解と偏見を正し,患者とその家族に「治す」ための正しい知識を提供する。数多くの臨床試験で摂食障害やうつ病への治療効果が実証されている「対人関係療法」を紹介。
10代の子をもつ親が知っておきたいこと 思春期の心と向きあう
46判 240頁 本体価格1,300円+税
水島広子(2011) 〈978-4-314-01075-7〉
いじめ,不登校・ひきこもり,反抗期,性的逸脱,ドラッグ,自殺のリスクも高い思春期うつ病,摂食障害――思春期の問題行動や心の病の奥底には,「自尊心」の低さが潜んでいる。日本における対人関係療法の第一人者で,思春期前後の心の病を専門とする人気精神科医が教える,「自尊心」と「コミュニケーション力」の高い子どもの育て方。
10代のうちに知っておきたい折れない心の作り方
46判 160頁 本体価格1,200円+税
水島広子(2014) 〈978-4-314-01118-1〉
自信を持てるものが何もない/親の干渉がうるさい/すぐ人と比べてしまう/LINE,Facebook......ストレスなのにやめられない――最近トラブルの増えているSNSとのつきあい方をはじめ,友だちや親との関係など,10代が抱えるさまざまな悩みに対人関係療法の第一人者が答え,ストレスから心を守って自分らしく生きるための「心の原則」を教える。
赤ちゃんは顔をよむ 視覚と心の発達学
46判 160頁 本体価格1,600円+税
山口真美(2003) 〈978-4-314-00938-6〉
赤ちゃんはいつから母親の顔がわかるのか,どのように表情や性別を識別できるようになるのか,「ひとみしり」はなぜおこるのか,どうして赤ちゃんの顔をかわいいと感じるのか......気鋭の心理学者が,これまでのユニークな実験,CGによる平均顔を使ったオリジナルの実験,サルとの比較実験などを紹介しつつ,顔認識の発達メカニズムを楽しく解説してゆく。
モラル・ハラスメント 人を傷つけずにはいられない
46判 336頁 本体価格2,200円+税
マリー=フランス・イルゴイエンヌ 高野優訳(1999) 〈978-4-314-00861-7〉
巧妙にも自分の手は汚さずに,言葉や視線,ほのめかしや意味ありげな仕草で相手のこころを傷つけていく行為=モラル・ハラスメント。家庭で職場で日常的に行なわれるこの「見えない暴力」は,被害者をうつ状態のスパイラルへと陥らせ,ひどい場合は自殺に追い込むという。本書は豊富な臨床体験に基づいて,その実態を徹底分析。有効な対処法も提示する。
モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする
46判 504頁 本体価格2,000円+税
マリー=フランス・イルゴイエンヌ 高野優訳(2003) 〈978-4-314-00932-4〉
言葉や態度によって巧妙に相手の心を傷つける精神的な暴力=モラル・ハラスメント。この問題に長年携わってきた精神科医が,複雑な要因が絡み合う職場でのケースを詳細に分析。うつ病や退職に追いこまれることもある被害者の苦しみに寄り添いつつ,こうした「見えない暴力」を放置し助長する企業のあり方を痛烈に批判し,予防を含めた具体的な対処法も提案する。
上司と部下の深いみぞ パワー・ハラスメント完全理解
B6判 192頁 本体価格1,300円+税
岡田康子編著(2004) 〈978-4-314-00960-7〉
パワー・ハラスメントとは,職権などの何らかの力を背景にした,職場における嫌がらせ,いじめ,暴力のこと。これがはびこれば,直接の被害者はもちろん,他の社員や組織自体に与えるダメージも計り知れない。この言葉の名づけ親で,窓口相談や啓発活動に従事してきた第一人者が,事例の蓄積を生かしながら実態を分析,様々な視点からの対処法を提案する。
自己評価の心理学 なぜあの人は自分に自信があるのか
46判 388頁 本体価格2,200円+税
クリストフ・アンドレ,フランソワ・ルロール 高野優訳(2000) 〈978-4-314-00877-8〉
自分で自分のことをどう思っているか――すなわち〈自己評価〉は,恋愛,結婚,子育て,友人関係,仕事など,あらゆる場面で私たちの考え方や行動に大きな影響を与えている。あなたの自己評価は高いか低いか? 安定しているか不安定か? 精神科医のコンビが,豊富な実例と図表を使いながらそのメカニズムを平易に解説。自己評価改善法も提示する。自己診断表付き。
自己評価メソッド 自分とうまくつきあうための心理学
46判 388頁 本体価格2,200円+税
クリストフ・アンドレ 高野優訳(2008) 〈978-4-314-01050-4〉
いまの自分を好きになれない,人と自分を比べてばかりいる,完璧な自分を演じようとして疲れてしまう......「自分自身である」ことはなぜこんなに難しいのか。定評ある精神科医が,認知行動療法をバックボーンに,「生きづらさ」の原因ともなる自分自身に対する不当な思い込み(ゆがんだ自己評価)をときほぐし,「前向きに生きる」ための実践法をやさしく説く。
感情力 自分をコントロールできる人できない人
46判 376頁 本体価格2,200円+税
フランソワ・ルロール,クリストフ・アンドレ 高野優訳(2005) 〈978-4-314-00990-4〉
怒り,羨望,喜び,悲しみ,羞恥,嫉妬,恐怖,恋愛......人は誰しも日々さまざまな感情を抱く。だが,これほど扱いに困る厄介なものもない。一体どのようにコントロールすればよいのか? 精神科医のコンビが,豊富な実例や図表,楽しいコラムを交えながら,感情のメカニズムを平易に解説。自分自身とうまく折り合いをつける方法を具体的にアドバイスする。
こころのレシピ 幸せと不幸のルール
46判 320頁 本体価格1,800円+税
クリストフ・アンドレ 高野優監訳 田中裕子訳(2006) 〈978-4-314-01015-3〉
幸せ――それは,誰もが求めているが,わかったようなわからないような,捉えどころのないもの。一体どのように理解し,どのようにアプローチすればよいのか。フランスで大人気の精神科医が,豊富な実例や図表,楽しいコラムを交えながら,〈幸せ〉をちょっと知的に,しかし平易に解説。不幸を遠ざけ,幸せに近づくために効果的な対処法(レシピ)も提示する。
他人がこわい あがり症・内気・社会恐怖の心理学
46判 344頁 本体価格2,200円+税
クリストフ・アンドレ,パトリック・レジュロン 高野優監訳 野田嘉秀,田中裕子訳(2007) 〈978-4-314-01024-5〉
人前に出るとドキドキして何もできない,人から注目を浴びるのが辛い,初対面の人と話をするのが苦手......対人関係における不安や恐怖(社会不安)を感じる人は多い。何が人をそうした状況に陥らせるのか? 精神科医のコンビが,豊富な実例や図表,楽しいコラムを交えながら,社会不安のメカニズムを平易に解説。タイプや度合いに応じた改善法も提示する。
はじめてのマインドフルネス 26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法
A5判 312頁 本体価格2,400円+税
クリストフ・アンドレ 坂田雪子監訳 繁松緑訳(2015) 〈978-4-314-01132-7〉
心のバランスを回復させる瞑想とは――Google,インテルなどの企業が研修にとりいれ,集中力,創造性の発揮やストレス軽減等の効用が注目を集めている「マインドフルネス」のトレーニングを,フランスで人気の精神科医が,モネ,マグリットなどの絵画を読み解きながら,やさしい言葉で紹介する。12か国で翻訳された,フランスで40万部のベストセラー。
精神科医がこころの病になったとき
46判 360頁 本体価格2,200円+税
クリストフ・アンドレ編 高野優監訳 伊藤直子,臼井美子,坂田雪子,荷見明子訳(2013) 〈978-4-314-01107-5〉
21人の精神科医,心理療法士などが,みずからの抱えたうつ病,社交不安障害,パニック障害,閉所恐怖症,薬物依存,パワハラなどの精神的な病や悩みを正直に告白し,どのように対処したかについて綴る。フランスの人気精神科医クリストフ・アンドレが,「この世には弱い人間も強い人間もいない」という考え方に基づいて編纂。
自信をもてない人のための心理学
46判 360頁 本体価格2,200円+税
フレデリック・ファンジェ 高野優監訳 内山奈緒美訳(2014) 〈978-4-314-01122-8〉
自信は,〈自己評価〉〈行動〉〈自己主張〉から成り立っている――自信のメカニズムを理解し,自分で簡単にできる心のトレーニングによって自信を育て,いろいろなことに挑戦する一歩を踏み出すための本。今まで自信がないことが原因で陥っていた悪循環から抜け出す方法を,フランスで人気の精神科医が,豊富な事例と図表でやさしく説く
働く人のためのストレス診察室
46判 376頁 本体価格2,000円+税
パトリック・レジュロン 高野優監訳 野田嘉秀訳(2004) 〈978-4-314-00959-1〉
仕事が片づかない,ミスが許されない,eメールに時間をとられる,上司とうまくいかない,会社に行きたくない......ストレス要因に事欠かない現代の職場。心身の病気にいたることも珍しくない。いったいどうすればよいのか? フランスの精神科医が,豊富な実例や自己診断テストをまじえながら,基本的なしくみから具体的な対処法まで,ストレスのすべてを平易に解説。
「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本
46判 320頁 本体価格1,500円+税
トーマ・ダンサンブール 高野優監訳 野澤真理子訳(2004) 〈978-4-314-00970-6〉
気持ちがうまく伝わらない時,私たちはついこう思ってしまいがち―「なんでわかってくれないの!」。でも,そんなすれ違いが起こるのは,自分が本当はどうしたいのかがわかっていないからだと著者は言う。日常の具体例を引きながら,平易かつ丁寧な語り口で,自分自身と向き合いつつ相手ともうまくやっていく,4つのステップのコミュニケーション法を提案する。
こころの暴力 夫婦という密室で 支配されない ための11章
46判 256頁 本体価格1,500円+税
イザベル・ナザル=アガ 田口雪子訳(2001) 〈978-4-314-00905-8〉
相手を支配したい欲求が異常に強い人たち(=マニピュレーター)がいる!――彼らは愛をふりまいて近づいておきながら,ひとたび結婚すれば態度を豹変させ,様々な〈こころの暴力〉によって相手を精神的に追いつめていく。このような人間との生活はどんなものか? 苦しみつつも別れられないのはなぜか? 多くの証言から実態を解明し,対処法も示していく。
母の手を逃れて
46判 208頁 本体価格1,600円+税
ジョジアーヌ・ペラン 朝比奈弘治,岩澤雅利訳(2002) 〈978-4-314-00919-5〉
少女は,きょうだいの中で唯一母親から執拗にいじめられ続け,医者の通報で保護された。施設のシスターや,同じ境遇の仲間とのかかわりの中で,自身の人生を歩む勇気と智恵を学び,母との決別に至るまでを追想した,フランス人女性の自叙伝。多感な少女群像をみずみずしく描きつつ,児童虐待問題の根絶を願う著者の,切なる思いにあふれた感動の実話。
犬として育てられた少年 子どもの脳とトラウマ
46判 392頁 本体価格1,800円+税
ブルース・D.ペリー,マイア・サラヴィッツ 仁木めぐみ訳 杉山登志郎解説(2010) 〈978-4-314-01061-0〉
子どもの脳はトラウマからいかに回復するのか――「虐待先進国」アメリカで,カルト教団集団自殺,コロンバイン高校銃乱射事件,9.11など,多くの有名事件でトラウマを負った子どもたちの治療を手がけた児童精神科医が,性的虐待やネグレクトなど深刻なトラウマを経験した子どもの事例を通して,虐待が脳に与える影響と回復への道筋を描くノンフィクション。
身体はトラウマを記録する 脳・心・体のつながりと回復のための手法
46判 688頁 本体価格3,800円+税
ベッセル・ヴァン・デア・コーク 柴田裕之訳 杉山登志郎解説(2016) 〈978-4-314-01140-2〉
トラウマの臨床と研究を牽引する世界的第一人者が,精神疾患や自己免疫疾患,児童虐待,性被害の背後に潜むトラウマによる脳の改変のメカニズムを解き明かす。薬物療法や従来の心理療法の限界を示し,EMDR,ニューロフィードバック,内的家族システム療法,PBSP療法,ヨーガ,演劇など,身体志向の様々な治療法の効果を最新の脳科学で立証する全米ベストセラー。
トラウマをヨーガで克服する
46判 264頁 本体価格1,800円+税
D.エマーソン,E.ホッパー 伊藤久子訳(2011) 〈978-4-314-01090-0〉
トラウマ・ケアの世界的権威として知られるヴァン・デア・コーク博士が創設した米国ボストンのトラウマ・センターで開発された,「トラウマ・センシティブ・ヨーガ」について紹介。トラウマ治療にヨーガを活用し,身体を自分のものとして取り戻すことが大切であることを,トラウマを抱える人,医療者,そしてヨーガ・インストラクターへ具体的に提唱する。
「うつ」と「躁」の教科書
46判 308頁 本体価格2,500円+税
ブライアン・P.クイン 大野裕監訳 岩坂彰訳(2003) 〈978-4-314-00939-3〉
「心の風邪」とも言われるほど身近な精神疾患であるうつ病。これはそもそもどんな病気なのか,躁を伴う場合は何が違うか,家族は何をすべきか,子どもが「うつ」になったらどうすればよいか,治療は具体的にはどのように行われるのか......実際の症例や著名人のエピソードも交えながら,不安に陥らないために知っておきたい情報を幅広くカバーする便利な一冊。
気弱な精神科医のアメリカ奮闘記
46判 240頁 本体価格1,600円+税
岡野憲一郎(2004) 〈978-4-314-00974-4〉
英語は苦手,性格は気弱,勤務先は難しい患者が集まる州立病院......。アメリカ中部の田舎町で17年の臨床経験をもつ精神科医が,日々悪戦苦闘する中で,時に大真面目に時にユーモラスに綴った比較文化論風エッセイ。〈目次〉精神病院から見たアメリカ/アメリカ人だって対人恐怖になる/精神科医,このやっかいなもの/やはりヘンだ,日本の父親/他
マインド・コントロールとは何か
46判 248頁 本体価格1,359円+税
西田公昭(1995) 〈978-4-314-00713-9〉
人はだれでもマインド・コントロールされる! 日本の元カルト信者を実際に調査した気鋭の社会心理学者が,カルト集団の誘いのテクニックから,組織内での心理操作,脱マインド・コントロールまで,豊富な実例と心理的実験をあげながら,その原理を明快に解き明かす。今,すべての人が実学として知るべきマインド・コントロールのすべて。浅見定雄氏推薦。