出版社内容情報
峻烈な真理の探究者であるとともに、極めて人間的な弱さをも内蔵していたフロイト。心理学の黎明期から完成にいたるまでの苦闘の生涯を浮き彫りにした、フロイト伝の決定版
【書物復権2025 復刊書目】
世界的に定評あるフロイト伝
フロイトは峻烈な心理の探究者であるとともに、極めて人間的な弱さをも内蔵していた。心理学の黎明期から完成にいたるまでの彼の苦闘の歴史を生涯と克明に照合しながら浮彫りし、業績の再評価を行った、フロイト伝の決定版。<内容>少年期・思春期/医学生/婚約/結婚/ブロイエル期/フリース期/自己分析/夢の解釈/孤立からの脱出/大戦の期間/ウィーン
目次
第1部 形成期―偉大なる発見(一八五六年‐一九〇〇年)(家系(一八五六年‐一八六〇年)
少年期・思春期(一八六〇年‐一八七三年)
職業の選択(一八七三年)
医学生(一八七三年‐一八八一年)
医師への履歴(一八八一年‐一八八五年)
コカインの挿話(一八八四年‐一八八七年)
婚約(一八八二年‐一八八六年)
結婚(一八八六年)
私生活(一八八〇年‐一八九〇年)
神経学者(一八八三年‐一八九七年)
ブロイエル期(一八八二年‐一八九四年)
初期の精神病理学(一八九〇年‐一八九七年)
フリース期(一八八七年‐一九〇二年)
自己分析(一八九七年‐)
個人生活(一八九〇年‐一九〇〇年)
夢の解釈(一八九五年‐一八九九年))
第2部 完成期(一九〇一年‐一九一九年)(孤立からの脱出(一九〇一年‐一九〇六年)
国際的承認の始まり(一九〇六年‐一九〇九年)
国際精神分析学協会(一九一〇年‐一九一四年)
反対
分派
委員会
大戦の期間
生活と仕事の様式
性格と個性)
第3部 終局(一九一九年‐一九三九年)(再会(一九一九年‐一九二〇年)
分裂(一九二一年‐一九二六年)
進展と不運(一九二一年‐一九二五年)
名声と苦悩(一九二六年‐一九三三年)
ウィーンでの晩年(一九三四年‐一九三八年)
ロンドン―終末)
著者等紹介
ジョーンズ,アーネスト[ジョーンズ,アーネスト][Jones,Ernest]
1879年、イギリスに生まれる。ロンドン大学医学部卒業後、神経科専門医となり、フロイトに師事して、教育分析の嚆矢となる。フロイトの後継者として、英米の医学会に精神分析学を広め、国際精神分析学会会長となり、これを退いた後も終身名誉会長を務めた。1958年没
竹友安彦[タケトモヤスヒコ]
1921年東京に生まれる。大阪大学医学部卒。医学博士。精神科医。同大学医学部生化学教室及び精神神経学教室に勤務。1950年渡米。コロンビア大学医学部精神分析研究所卒。1992年よりコロンビア・プレシビテリアン・メディカル・センターのJCQOLS(生命の質日本研究センター)の設立運営に参与しディレクター。アルバート・アインシュタイン医科大学精神医学名誉教授。自宅開業
藤井治彦[フジイハルヒコ]
1935年兵庫県に生まれる。大阪大学大学院卒。英文学専攻。元大阪大学文学部教授。1998年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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