出版社内容情報
ストレスなんかにつぶされたら、あなたの人生もったいない!
2004年掲載
読売新聞4/22
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ストレスを
こじらせては
いませんか?
*仕事が片づかない
*ミスが許されない
*上司とうまくいかない
*会社に行きたくない・・・
11種類の 自己診断テスト付き
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あなたのストレス度をチェック!!
◆時間が足りず、やたらとせわしなく仕事をしているような気がする
◆ついかっとなって、仕事仲間に対して怒ってしまうことがある
◆週末の間、仕事のことを考えないようにするのに苦労する
◆他人の発言をさえぎって、自分の意見を押しとおすことがある
◆上司の前に出ると、何を話せばいいのかわからなくなってしまう
◆やりおえた仕事についていろいろ悪いほうへ考えを巡らせてしまう
詳細は本書367ページへ
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Ⅰ ストレスの何千もの顔
1 ストレスにまつわる三つの証言
2 仕事が片づかない!
仕事の分量が多すぎる
仕事のハードルが高くなっていく
ミスが許されない
時間的に厳しい
仕事を邪魔される
電子メールの侵略
労働時間の削減
3 この変化にはついていけない
変化にまつわる神話
変化の意味は社内の立場によってちがう
止まらない変化
変化とストレス
□自己診断テスト 1.あなたはどのくらいの大きさの<変化>に直面しているか?
4 私の気持ちもわかってほしい
報酬と罰のシステム
欲望に比べて満足しがたい給料
予測不可能なキャリア計画
認めてもらえない
感謝の言葉や褒め言葉に否定的な文化
感情的なフラストレーション
5 おまえがストレスの原因だ
顧客から受けるストレス
働く人は人ではない?
職場の人たちから受けるストレス
難しい性格の人々
モラル・ハラスメント
6 職場は危険に満ちている
精神的な暴力
身体的な暴力
暴力の三つの型
7 こんな環境じゃ働けない!
職場の環境とストレス
私生活からくるストレス
8 そして、あなたのストレスは?
ストレスの要因に対する反応は人によってちがう
□自己診断テスト 2.あなたの職場のストレス度は?
Ⅱ ストレスのメカニズム
9 ストレスの三つの段階
汎適応症候群
ストレスは重要な生体機能のひとつ
10 ストレスの正体 ・・・ ホルモンの働きについて
ストレスの正体はホルモン
11 ストレスの心理学
ある出来事がどうしてストレスになるのか?
状況のコントロール
ストレスのかかる状態にどうやって適応するか?
□自己診断テスト 3.あなたはいまどのくらいストレスを感じているか?
□自己診断テスト 4.あなたは<内因論者>か、それとも<外因論者>か?
□自己診断テスト 5.ストレスを受ける状況に直面した時にどうするか?
12 ストレスと成績の関係
ストレス曲線
ストレスかチャレンジか?
□自己診断テスト 6.あなたにとって最適のストレス・レベルは?
Ⅲ ストレスと病
13 ストレスと心の病気
不安とは何か?
不安から来る病気(不安障害)
うつ病
うつ病と自殺
職場の自殺
ストレスと薬
□自己診断テスト 7.ストレスのせいで不安になるタイプと抑うつを感じるタイプ
14 ストレスと身体の病気
職場の病気
心血管疾患
筋骨格障害
ストレスは癌の原因になりえるのか?
心身症
□自己診断テスト 8.あなたはタイプA行動パターンの性格か?
15 ストレスは高くつく
数字から見るストレスの実態
ストレスの費用
Ⅳ ストレスと闘う方法
16 企業や管理職にできること
ストレスに対する企業の反応
ストレスの調査
組織面での対策としてできること
人材管理面での対策としてできること
変化と感情
社員を大切にする企業を目指す
社員個人に対してできること
より個人的なサポート
17 リラックスすることを覚える
ストレスと身体反応
リラクゼーション反応
リラクゼーションの方法
何のためにリラクゼーションを行なうか?
18 考え方を変える
考え方によってストレスの程度は変わる
自分の考えていることを意識する
認知の歪み
根拠のない推論をする(恣意的推論)
情報の選択に偏りがある(選択的抽出)
いつでも同じ解釈をする(極端な一般化)
自分にひきつけすぎる(自己関連づけ)
オール・オア・ナッシングと考える(二分割思考)
悪いことは過大に考え、良いことは過小に考える(拡大視と縮小視)
考えを再検討する
自分の考えを疑ってみる
自分に対して適切な質問を投げかける
*その考えの裏づけとなる証拠は何か?
*その状況を別の形で解釈することはできないものか?
*その考えが正しかったとしても、それは深刻なことか?
新しく生まれた合理的な考えを定着させる
思い込みを変える
19 自分をはっきりと主張する
行動の三つのタイプ
自己主張的な行動の利点
どんなふうに自分の要望を伝えるか?
「ノー」と言うことを覚える
感情を表現する
□自己診断テスト 9.あなたは自己主張的か?
20 ストレスに強くなる
ストレス管理プログラム
日常生活のなかで行なうストレスの予防
ポジティブな感情を持つ
ソーシャル・サポート
□自己診断テスト 10.あなたはよい社会的ネットワークを持っているか?
おわりに
□総まとめ 自己診断テスト 11.あなたはストレスを感じていますか?
また、どんなところにストレス反応が表れますか?
内容説明
仕事が片づかない、ミスが許されない、eメールに時間をとられる、上司とうまくいかない、会社に行きたくない…ストレスの要因に事欠かない現代の職場。心身の病気にかかってしまうことも珍しくはない。いったいどうすればよいのか?フランスの精神科医が、豊富な実例や自己診断テストをまじえながら、基本的なしくみから具体的な対処法まで、ストレスのすべてを平易に解説。
目次
1 ストレスの何千もの顔(ストレスにまつわる三つの証言;仕事が片づかない! ほか)
2 ストレスのメカニズム(ストレスの三つの段階;ストレスの正体―ホルモンの働きについて ほか)
3 ストレスと病(ストレスと心の病気;ストレスと身体の病気 ほか)
4 ストレスと闘う方法(企業や管理職にできること;リラックスすることを覚える ほか)
著者等紹介
レジュロン,パトリック[レジュロン,パトリック][L´egeron,Patrick]
精神科医。専門はストレス、不安障害、気分障害、そして認知行動療法。カリフォルニア大学ロサンゼルス校で、博士研究員として自己主張訓練を学んだ経験もある。現在は、パリのサン=タンヌ病院で診療にあたるいっぽう、1989年に自ら設立した企業向けの相談室を主宰、ストレス管理などの問題についてアドバイスを行っている。また、『認知行動療法ジャーナル』誌の編集長も務める。以前は、フランス認知行動療法協会の会長でもあった
高野優[タカノユウ]
1954年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。フランス語翻訳家
野田嘉秀[ノダヨシヒデ]
1958年生まれ。和歌山大学経済学部卒業。フランス語翻訳家
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