犬として育てられた少年―子どもの脳とトラウマ

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犬として育てられた少年―子どもの脳とトラウマ

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314010610
  • NDC分類 493.937
  • Cコード C0011

出版社内容情報

著名な児童精神科医が、13の事例を通して、幼少期のトラウマが脳に与える影響と回復への道筋を描いた心あたたまるノンフィクション。

カルト教団の集団自殺、9.11など、多くの有名な事件でトラウマを負った子どもの治療を手がけてきた児童精神科医が、性的虐待やネグレクトなど深刻なトラウマを経験した子どもの13の事例を通して、幼少期のストレスや虐待経験が脳の発達に与える影響と回復への道筋を描く。心あたたまるノンフィクション。

【著者紹介】
ブルース・D.ペリー:NPOチャイルド・トラウマ・アカデミー上席研究員、FBIのコンサルタント。子どもの発達とトラウマの分野での世界的権威の一人。コロンバイン高校銃乱射事件、9.11など多くの有名な事件でトラウマを負った子どもの治療を手がけた。
マイア・サラヴィッツ:ジャーナリスト。ニューヨーク・タイムズ紙等に寄稿。

内容説明

アメリカの著名な児童精神科医が、カルト教団の子どもたち、母親の殺人を目撃した少女、犬の檻で育った少年などの13の事例を通して、虐待やトラウマが子どもの発達に与える影響と回復への道筋を描く。

目次

ティナの世界
君のペースで
天国への階段
接触への飢え
冷えきった心
犬として育てられた少年
悪魔教団パニック
カラス
「ママは嘘をついている。ママにやられた。警察を呼んで」
子どもたちの優しさ
コミュニティの癒し

著者等紹介

ペリー,ブルース・D.[ペリー,ブルースD.][Perry,Bruce D.]
ノースウエスタン大学で医学博士号とPh.D.取得。NPOチャイルド・トラウマ・アカデミー上席研究員。FBIのコンサルタントも務めている。虐待などのトラウマが子どもの発達に与える影響の研究と治療における世界的権威の一人。コロンバイン高校銃乱射事件、9・11同時多発テロなどの多くの有名な事件で、トラウマを負った子どもの精神的なケアを担当した

サラヴィッツ,マイア[サラヴィッツ,マイア][Szalavitz,Maia]
サイエンス・ライター

仁木めぐみ[ニキメグミ]
翻訳家。東京都生まれ。跡見学園女子大学英文学科卒

杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
1951年静岡市生まれ。あいち小児保健医療総合センター保健センター長兼心療科部長。日本小児精神神経学会常務理事、日本子ども虐待防止学会理事などを務める。専門は児童青年期精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

86
虐待やネグレクトでトラウマを抱える子どもたちの発達への影響や回復へのかかわり方を論じた「発達性トラウマ障害」関連本。児童精神科医の著者が、虐待を受けて育った少女、惨殺された母親の死体とともに発見された少女、犬の檻に閉じ込められ育った少年、他者の感情を感じとれない少年、非器質性発育不全の少女、カルト教団に囚われた子どもたちなど13事例をとおして紹介する。興味深く読んだのは、「ママは嘘をついている。ママにやられた。警察を呼んで」の代理ミュンヒハウゼン症候群のケース。→2022/04/01

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

8
幼い頃に受けた虐待やネグレクト等によってトラウマを負った子どもたちの実際の症例を元に、そこからどう立ち直っていったのかを描いたノンフィクション。昨今子どもへの虐待のニュースを頻繁に耳にするようになりました。助けが及ばず残念ながら亡くなってしまった子ども達・・。仮に無事保護されたとしても、その辛い記憶から子どもたちは立ち直ることができるのでしょうか。この本を読むと保護されたその先のことを考えずにはいられません。幼少期における愛情がどれだけ大切かを教えられました。★★★★2010/04/23

NY

4
現代の核家族中心社会での子育て環境に危機感を持った。赤ちゃんにとってあまりにリスキー。幼少期のトラウマで脳の発達が阻害される。人間は社会的な生物だから、人間関係抜きでは生きていけないのに、それをどんどん薄めた社会に変化してきている。心にグサッと残った。この本は昨日発売じゃない、なのに助けが必要な子供が多すぎる。トラウマになる事が起きてから親や周りの大人を糾弾する前にまるごと全員救える方法がある。「その子」や「その親」の問題じゃなくて人間全体の問題だよう。みんな読んで、行動して!私は息子をもっと抱きしめる!2019/07/29

サトゥルヌスを喰らう吾輩

4
乳幼児期の虐待/ネグレクトが子どもの脳の発達に与える影響とトラウマについて。様々な事例から詳細に説明されています。トラウマのある子どもたちの行動は他の疾患の症状と共通するためADHDや行為障害と診断されがちとのこと。著者のような専門医の需要がうかがえます。タイトルからつらい読後感を覚悟していたのですが、事例のほとんどは回復につながっており、希望がもてる内容でした。出版からかなり経っているので、いまの著者がどのような実践や視座を得ているのか、機会があれは日本でも新刊を出して欲しいと思います。2019/03/21

キキハル

4
タイトルもショッキングだが、内容はそれ以上に衝撃的だった。副題にもある通り子どもの脳とトラウマについて、11のケースの治療記録である。幼少期に受けた身体的・性的な虐待。ネグレクト。その他の信じられないような虐待の数々にページをめくる手が重くなる。結局、もっとも効果的な治療法は周りの人間の触れ合いであり愛なのだ。本当にふつうで真っ当なことだ。私は特に「泣いている赤ん坊の要求に何千回でも応えること」という一文が心に残った。読みごたえのあるいい本だった。2010/04/09

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