紀伊國屋書店 出版部 図書目録

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言語学

2019年1月現在

認知言語学のための14章 〈第三版〉

A5判 464頁 本体価格3,800円+税
ジョン・R.テイラー 辻幸夫,鍋島弘治朗,篠原俊吾,菅井三実訳(2008) 〈978-4-314-01032-0〉
現代言語学の新しい流れとして登場し,21世紀言語研究のパラダイムとして中心を占めつつある認知言語学についての,世界的に定評の高い教科書の第三版の新訳。
とりわけ認知というプロセスに欠かせない「カテゴリー化」と「プロトタイプ理論」を言語分析に取り入れることで,生きた言語の働きを意味論・統語論的にとらえることを試みる。

認知意味論 言語から見た人間の心

A5判 800頁 本体価格9,000円+税
ジョージ・レイコフ 池上嘉彦,河上誓作,他訳(1993) 〈978-4-314-00575-3〉
アメリカ言語学界の大家である著者は,従来の意味論を支配してきた「客観主義」を批判し,人間主体に焦点をあてる「認知意味論」を唱える。これは,言語学にとどまらず人文科学そのものに大きな影響を与えるであろうし,言語活動が優れて人間的な営みとすれば当然認知科学の中心的位置を占めるであろう。本書はその全貌を詳細に解説した名著である。